この記事では専門家が独自に評価した、20代向けのおすすめがん保険のプランを男女別に紹介しています。がん保険の必要性や、メリット・デメリット、どんな人におすすめか解説しています。
がん保険を探していると、こんなお悩みありませんか?

20代でがん保険に入る場合、どうやって選んだらいいの?

そもそも20代でがん保険に入る必要ってある?
そんなお悩みを解決するために、保険の専門家が20代におすすめのがん保険のプランを紹介します。
20代が備えておきたいリスク
20代でがんにかかると怖いのが、治療費などの経済的リスクです。既に家族がいる場合は、収入の保障も必要になることもあります。
20代が備えておきたいリスク
- 治療費のリスク
- 一定期間働けなくなることのリスク

20代はまだ貯蓄が少ない場合が多く、経済的なリスクを負っています。そのため、20代男性の22.0%、20代女性の28.9%ががん保険に加入しています。
【参考】生命保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査〈図表Ⅱ-38〉(全生保)」
20代にがん保険は必要なの?
現時点でがん治療費相当の貯蓄がない人は、がん保険への加入を検討してはいかがでしょうか。
がん保険の必要性が高い人
- 現時点での貯蓄が少ない人
- がんの治療費に備えたい人

がん保険に加入すれば、免責期間後にかかったがんの治療費に備えることができます。
20代で保険加入するメリット・デメリット
20代におけるがん保険のメリット・デメリットを確認しましょう。
20代で保険加入するメリット
がん保険のメリットは主に2つあります。
メリット
- メリット1:月々の保険料を他の年代よりも割安にできる
- メリット2:保険に加入できないリスクが低い
メリット1:月々の保険料を割安にできる
加入時の年齢でのがん罹患率などによって保険料は設定されているので、がんにかかる可能性が低い20代のうちに加入することで、他の年代よりも月々の保険料を抑えられる可能性が高くなります。終身タイプに加入すれば、当初の保険料が一生涯続きます。
メリット2:保険に加入できないリスクが低い
がん保険は加入時に告知が必要であり、基本的に一度がんにかかった人や健康に問題のある人は加入が制限されます。つまり、若く健康な時にがん保険に加入することで、”がん保険に加入できないリスク”を避けられるのです。

がん罹患率が低いということは、がん保険に入りやすいということでもあります。
20代で保険加入するデメリット
がん保険のデメリットは主に2つあります。
デメリット
- デメリット1:保障内容が古くなる
- デメリット2:保険料が負担になる場合もある
デメリット1:保険内容が古くなる
がん保険はライフステージによって必要な保障内容が変わってきます。結婚・出産・子の自立など、ライフイベントに合わせて保障内容を見直してみましょう。

保障内容が古くなったからといって安易に保険を乗り換えるのは保険料が高くなったり加入できなかったりといった問題が出てきます。まずは特約の見直しから始めてみるのがおすすめです。
デメリット2:保険料が負担になる場合もある
貯蓄が少ない20代の場合、保険料が家計の負担になることも考えられます。保険にかける金額は月給の5~10%程度に抑えるのがポイントです。医療保険などがん保険以外の保険も含め、全体の保険料総額がこの範囲に収まるように保険を選びましょう。

いざという時に備えるための保険が、今の負担になってしまっては本末転倒です。保険料を抑えたい場合は定期タイプの保険もあります。
男女でがん保険の選び方は変わる?
がんは、性別と年齢でなりやすさと部位が異なってきます。それに合わせてがん保険の選び方も男女で違ってくるので注意が必要です。
男性の場合の選び方
20代男性は年齢的にがん罹患率は低めです。そのため、「がんと診断された時にもらえる診断給付金+入院給付金」で最低限の保障を確保してみるといいかもしれません。終身タイプではなく定期タイプにすることで、さらに保険料を抑えることができます。
※定期タイプは更新があり、都度保険料を再計算します。
選び方のポイント
- 診断給付金と入院給付金がおすすめ
- 定期タイプを選べばさらに保険料が安くなる
女性の場合の選び方
女性の場合、基本的ながん保険の保障内容にプラスして「女性特有のがん」に備えた保険選びが必要です。女性向けがん保険を選ぶ、または通常のがん保険に特約を付けることで、女性特有のがんに備えた手厚い保障が得られます。
選び方のポイント
- 診断給付金と入院給付金がおすすめ
- 女性向けがん保険や特約で女性特有のがんに備える
ライフスタイル別がん保険の選び方
ライフスタイル別にがん保険を選ぶ際にチェックしておきたいポイントを紹介します。
1.独身の場合
独身の人は、診断給付金と入院給付金を定期タイプで契約するのがおすすめです。最近は通院だけで治療ができる場合も多いので、入院せずに貰える診断給付金を手厚くするのがよいでしょう。
選び方のポイント
- 通院による治療に備えて診断給付金を多めにする
- 働けない間の収入は健康保険の傷病手当金で対応する
2.子供がいる場合
子供がいる人は、治療費に加え、万が一働けなくなった場合の子供の養育費や教育費にも備える必要があります。配偶者が専業主婦(夫)の場合は、さらに手厚い保障が求められます。
選び方のポイント
- 万が一に備え収入保障タイプのがん保険も要検討
- 診断給付金と入院給付金も手厚くする
- 定期保険タイプにすることで保険料を抑える
3.共働きの場合
共働きの人は、万が一がんで働けなくなっても配偶者がいるため比較的安心ですが、配偶者がパートの場合は収入保障型を検討してもよいかもしれません。
選び方のポイント
- 配偶者がパートの場合は収入保障等を充実させる
- 定期保険タイプにすることで保険料を抑える
4.シングルマザー・ファザーの場合
シングルマザー・ファザーの場合は、限られた保険料で子供の養育費・教育費と万が一の収入減両方に対策が必要となることが考えられます。診断だけで貰える診断給付金と収入保障を充実させるのがおすすめです。
選び方のポイント
- 診断給付金と収入保障を手厚く充実させる
- 定期保険タイプにすることで保険料を抑える
※定期タイプは更新があり、都度保険料を再計算します。
エコスマートの申込み件数ランキング
保険の代理店であるエコスマートにおいて、2023年2月1日~2023年2月28日における各商品の申込み件数を基にランキングにしてご紹介します。
1位:なないろがん一時金保険(なないろ生命)

がん治療特約(2022)の付加により治療方法の選択肢が増える
なないろがん一時金保険は、なないろ生命が販売するがん保険です。がん治療特約(2022)を付加した場合には、ホルモン剤を含む抗がん剤治療や放射線治療、自由診療ホルモン剤を含む自由診療抗がん剤を受けた月ごとに給付金が受け取れ、長期治療にも対応します。
なないろがん一時金保険の特徴
- がん治療特約(2022)の付加により、罹患時の治療方法の選択肢が増える
- 再発の場合も保障される
- 上皮内がんも保障の対象となる
保険料例
(条件)特定疾病一時金基準金額:100万円/6大疾病の給付割合:0%/がん保険料払込免除特則:適用/がん先進医療・患者申出療養特約:付加/がん治療特約(2022):10万円
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20歳 | 1,988円 | 2,451円 |
30歳 | 2,823円 | 3,314円 |
40歳 | 4,256円 | 4,496円 |
50歳 | 7,347円 | 6,254円 |
60歳 | 13,033円 | 8,253円 |
上記保険料例の保障概要
保障内容 | 概要 | お支払い額 |
---|---|---|
特定疾病一時金(がん)[主契約] | がん(上皮内がんを含む)と診断確定されたとき、30万円〜500万円までのまとまった一時金をお受け取りいただけます。 一時金は、1年に1回を限度に回数無制限でお受け取りいただけます。 | 1回につき100万円 |
がん保険料払込免除特則[主契約] | がん(上皮内がんを含む)と診断確定されたら、以後の保険料のお払込みが免除となります。 | – |
がん先進医療・患者申出療養給付金、がん先進医療・患者申出療養見舞金[特約] | がん(上皮内がんを含む)により、所定の先進医療または患者申出療養制度による療養を受けたとき、がんによる先進医療または患者申出療養制度にかかる技術料と同額+がん先進医療・患者申出療養給付金の10%相当額をお受け取りいただけます。 がん先進医療・患者申出療養給付金:通算2,000万円限度 がん先進医療・患者申出療養見舞金:通算200万円限度 | がん先進医療・患者申出療養給付金:がんによる先進医療または患者申出療養制度にかかる技術料と同額 がん先進医療・患者申出療養見舞金:がん先進医療・患者申出療養給付金の10%相当額 |
がん治療給付金[特約] | がん(上皮内がんを含む)の治療を目的として、抗がん剤(ホルモン剤を含む)治療・放射線治療、または自由診療抗がん剤(ホルモン剤を含む)治療を受けたとき、治療を受けた月ごとに給付金をお受け取りいただけます。 支払限度:通算2,000万円まで(自由診療抗がん剤は通算24回限度) | 抗がん剤(ホルモン剤を含む)治療・放射線治療 月額10万円 自由診療抗がん剤(ホルモン剤を含む)治療 20万円(「がん治療給付金月額×2」の金額) |
※がんを原因とする保障は主契約の保険期間開始日からその日を含めて91日目に開始します。
N-B-22-0273(230104)
2位:なないろがん治療保険 極(なないろ生命)

支払限度額内でかかった医療費を保障
なないろがん治療保険 極は、なないろ生命が販売する終身がん保険です。1か月間の支払限度額を10万円・20万円・30万円から選択し、その限度額でがん治療にかかった費用が保障されます。
なないろがん治療保険 極の特徴
- 限度額の範囲内でがん治療にかかった費用を保障
- がん治療を受けた月に、他の病気・ケガで治療を受けた場合はその自己負担額も保障対象
(※医科診療報酬点数表に基づいた医療費に限ります) - 自由診療となっている抗がん剤・ホルモン剤治療でも給付金が受け取れる
保険料例
条件:がん治療サポート保険(無解約返戻金型)(2022)1型:1か月間の支払限度額20万円、がん保険料払込免除特則:適用、がん診断一時金特約:50万円、がん先進医療・患者申出療養特約:付加、がん差額ベッド特約:入院1日あたりの限度額1万円
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20歳 | 1,872円 | 2,069円 |
30歳 | 2,548円 | 2,709円 |
40歳 | 3,701円 | 3,593円 |
50歳 | 6,217円 | 4,959円 |
60歳 | 10,792円 | 6,566円 |
上記保険料例の保障概要
保障内容 | 概要 | お支払い額 |
---|---|---|
がん治療サポート給付金/がん治療見舞金(1型)[主契約] | 以下のいずれかに該当したとき、がん治療サポート給付金/がん治療見舞金をお受け取りいただけます。 ・抗がん剤(ホルモン剤を含む)治療を受けたとき ・放射線治療を受けたとき ・自由診療抗がん剤(ホルモン剤を含む)治療を受けたとき がん治療サポート給付金:1か月間の支払限度額20万円/通算:4,000万円(自由診療抗がん剤治療は通算24回限度) がん治療見舞金月1回限度 | (がん治療サポート給付金) がん治療を受けた月の療養にかかる「診療報酬点数×3円」の金額+自由診療抗がん剤治療を受けたときは「1か月間の支払限度額×2」の金額 (がん治療見舞金) がん治療サポート給付金の1か月間の支払限度額の5%相当額 |
がん保険料払込免除[特則] | がん(上皮内がんを含む)と診断確定されたとき、以後の保険料のお払込みは免除されます。 | ‐ |
がん診断一時金[特約] | がん(上皮内がんを含む)と診断確定されたとき、がん診断一時金をお受け取りいただけます。 回数無制限(1年に1回を限度) | 50万円 |
がん先進医療・患者申出療養給付金/がん先進医療・患者申出療養見舞金[特約] | がん(上皮内がんを含む)により、所定の先進医療または患者申出療養制度による療養を受けたとき、がんによる先進医療または患者申出療養にかかる技術料と同額+がん先進医療・患者申出療養給付金の10%相当額をお受け取りいただけます。 がん先進医療・患者申出療養給付金:通算2,000万円限度 がん先進医療・患者申出療養見舞金:通算200万円限度 | (がん先進医療・患者申出療養給付金)がんによる先進医療または患者申出療養にかかる技術料と同額 (がん先進医療・患者申出療養見舞金)がん先進医療・患者申出療養給付金の10%相当額 |
がん差額ベッド給付金[特約] | がん(上皮内がんを含む)により、差額ベッド代が発生する入院をしたとき、がん差額ベッド給付金をお受け取りいただけます。 入院1日あたりの限度額:1万円 | いずれか低い金額×入院日数 ・がんによる差額ベッド代 ・入院1日あたりの限度額 |
※がんを原因とする保障は主契約の保険期間開始日からその日を含めて91日目に開始します。
N-B-22-0273(230104)
3位:健康をサポートするがん保険 勇気のお守り(SOMPOひまわり生命)

<終身がん保険(C2)(がん治療給付型)(Ⅰ型)/終身がん保険(C3)(がん診断給付型)>
2つのタイプから選べる
健康をサポートするがん保険 勇気のお守りはSOMPOひまわり生命が販売する終身がん保険です。主契約はがん治療給付型とがん診断給付型の2種類から選択ができます。
健康をサポートするがん保険 勇気のお守りの特徴
- がん治療給付型とがん診断給付型の2種類から選べる
- タバコを過去1年間吸っていないと保険料が割安になる
保障概要
保障内容 | 概要 | お支払い額 |
---|---|---|
診断[主契約] (がん診断給付金) | [ 1 回目] 初めてがんと医師により診断確定されたとき [ 2回目以降] 直前のお支払事由該当日から起算して1年を経過した後に、つぎのいずれかに該当したとき ・新たにがんと医師により診断確定されたとき ・がん治療のために入院を開始または継続しているとき ・がん治療のための外来治療を受けたとき ・がん治療のための在宅医療による緩和療養を受けたとき ※回数無制限(1年に1回限度) | 1回につき100万円 |
先進医療[新がん先進医療特約]*1 (がん先進医療給付金・がん先進医療支援給付金) | がんを原因とした先進医療*2による療養を受けたとき、がん先進医療給付金を受取れます。 また、がん先進医療給付金の支払われる療養を受けたとき、がん先進医療支援給付金を受取れます。 | ・がん先進医療給付金:先進医療の技術料と同額(通算2,000万円限度) ・がん先進医療支援給付金:1回の療養につき15万円(同一の先進医療の療養について1回限り) |
保険料免除[がん保険料免除特約] | 初めてがんと医師により診断確定されたとき、以後の保険料のお払込みは必要ありません。 | – |
・この保険は《主契約》がん診断給付金+《特約》新がん先進医療特約+がん保険料免除特約の保障内容です。
・主契約はがん保険(C3)(がん診断給付型)です。
*1 被保険者が既に引受保険会社で所定の先進医療関係の保障にご加入の場合には、付加できません。
*2 厚生労働大臣が定める医療技術・施設基準に該当するものをいい、療養を受けた日現在に規定されているものに限ります。そのため、対象となる医療技術・施設基準は変動します。
・保険料払込期間中または終身にわたって保険料をお払込みいただくご契約の場合、死亡給付金はありません。また、保険料払込期間中の解約返戻金はありません。
保険料例(がん診断給付型)
年齢 | 男性(非喫煙者保険料率) | 男性(喫煙者保険料率) | 女性(非喫煙者保険料率) | 女性(喫煙者保険料率) |
---|---|---|---|---|
20歳 | ー | ー | ー | 1,885円 |
30歳 | 1,807円 | 1,887円 | 2,047円 | 2,577円 |
40歳 | 2,690円 | 2,840円 | 2,550円 | 3,240円 |
50歳 | 4,275円 | 4,545円 | 2,935円 | 3,725円 |
60歳 | 6,741円 | 7,291円 | 3,501円 | 4,481円 |
・被保険者が20歳以上の場合「非喫煙者保険料率」または「喫煙者保険料率」のいずれかの保険料率が適用されます。ご契約時に健康状態などが引受保険会社の定める基準を満たしたうえで、過去1年間に喫煙歴がない場合、割安な保険料でお申込みいただけます。
・喫煙状況の確認のため、お申込み内容により告知に加えて所定の検査を求めることがあります。
・検査の結果によっては、非喫煙者保険料率が適用できない場合があります。
・20歳未満の被保険者については、「標準保険料率」が適用されます
・このページでは対面用の商品内容を説明しています。対面と通信販売では、お取扱い内容が異なります。
・がんに対する保障の開始(責任開始日)は、保険期間の始期の属する日から起算して3か月経過後となります。
・お仕事の内容・健康状態・保険のご加入状況などによっては、ご契約をお引受けできない場合や保障内容を制限させていただく場合があります。
・このご案内は、商品の概要を説明したものです。詳細につきましては「商品パンフレット」「ご契約のしおり・約款」「ご契約に関しての重要事項(契約概要・注意喚起情報)」を必ずご覧ください。
HL-P-B1-22-01057(使用期限:2025.2.28)
20代向けがん保険のおすすめプランまとめ
20代でがん保険に加入する場合は、治療費だけでなく、保険料を支払い続けることができなくなる「経済的リスク」があるので、保険料を抑えるために定期タイプのがん保険に加入するのがおすすめです。
この記事の要点
- 20代のリスクは治療費が払えないなどの「経済的リスク」がある
- 治療費が払える貯蓄がない人はがん保険に加入するのがおすすめ
- 保険料を抑えるため定期保険タイプがおすすめ