この記事では専門家が独自に評価した、おすすめのペット保険やお得で安いプランを紹介しています。保険の仕組みや、メリット・デメリット、どんな人におすすめか解説しています。
ペット保険を探していると、こんなお悩みありませんか?
手厚い保障で安い保険プランはないの?
そもそもペット保険に加入したほうがいいの?
そんなお悩みを解決するために、この記事では保険の専門家が10項目以上の観点から比較したおすすめの保険やお得で安いプランを紹介します。
ペット保険とは
ペット保険とは、ペットにおける病気やケガの治療費の一部を補償する保険です。ペットには、人間のような健康保険の制度がなく、治療費は全額自己負担です。ペット保険に加入すれば、少ない負担でペットに治療を受けさせられます。
ペット保険のポイント
- 全額自己負担となるペットの治療費をカバー
- 治療費のうち、一定割合または限度額まで補償
- 保険料は数百~数千円ほど
ペット保険はこんな人におすすめ
ペット保険はこのような条件に当てはまる人におすすめです。
ペット保険がおすすめな人
- ペットの治療費に対する負担を少なくしたい人
- ミニチュアダックスフント(椎間板ヘルニア)やスコティッシュフォールド(関節疾患)など、特定の病気になりやすい品種のペットを飼っている人
- ペットがまだ若くさまざまな保険が選べる人
逆に急な治療費の支払いにも十分に対応できる人、治療費を払っても生活に不安のない人は、ペット保険に加入する必要はあまりないでしょう。
ペット保険の補償
ペット保険は、保険会社や保険商品ごとに補償が決められています。
ペット保険の補償
- 病気やケガの治療による通院補償
- 入院や手術、麻酔にかかる費用の補償
- 特約によってはさらなる補償も
病気やケガの治療による通院補償
ペット保険の補償としてメインなのが、病気やケガによる通院費用の補償です。入院や手術をしない場合でも、通院の日数が増えると治療費は高額になります。
治療にかかる日数と治療費の目安1
ペットの特徴 | かかりやすい病気 | 治療の日数(目安) | 治療費(目安) |
---|---|---|---|
垂れ耳のイヌ | 外耳炎 | 6日間 | 約3万円 |
また、ネコは胃腸炎や結膜炎になりやすく、1日の通院を何度も行うと治療費がかさみます。
治療にかかる日数と治療費の目安2
ペットの特徴 | かかりやすい病気 | 治療の日数(目安) | 治療費(目安) |
---|---|---|---|
ネコ | 胃腸炎、結膜炎 | 1日間 | 1,000円~6,000円ほど |
【参照】ペット保険STATION「猫の結膜炎はペット保険で補償対象?(結膜炎の治療法・治療費)」
初診料や処方箋代・薬代等も補償されるので、通院の補償は最も重要な基本補償です。
入院や手術、麻酔にかかる費用の補償
ペット保険では、ペットの手術やそれに伴う麻酔・入院にかかる費用も補償されます。手術をする可能性が高い品種・年齢の場合には、あえて通院費用の補償を外し、入院・手術への補償を手厚くするプランを選択することもできます。
入院・手術の保障を手厚くするプラン
ミニチュアダックスフントに多い椎間板ヘルニア、またネコに多い腎臓病の治療は、総額で100万円単位の治療費がかかることもあります。
特約によってはさらなる補償も
ペット保険のメインの特約には、ペット賠償責任特約があります。ペット賠償責任特約とは、ペットが人や物に噛みつくなどして損害が出た場合に、一定割合の損害をカバーしてくれる特約です。
他の人や物との距離が近くなる散歩をペットとよくする人は、備えておくと安心の特約です。
また、葬儀費用を補償する特約も誕生しています。体重が重いほど葬儀費用が高くなるので、大きいペットを飼っている人は葬儀費用の特約をつけるのがおすすめです。
ペットの体重に対応する葬儀費用例
ペットの体重 | 対応するペットの種類 | 葬儀費用(目安) |
---|---|---|
0~1㎏ | ハムスターや小鳥 | 1万円~2万円 |
1~5㎏ | ネコや小型犬 | 1.5万円~2.5万円 |
5~20㎏ | 中型犬 | 2万円~4万円 |
40㎏~ | 超大型犬 | 5万円~7万円 |
【参照】ジャパンペットセレモニー「プラン・火葬料金(料金表)」
ペット保険のメリット
ペット保険のメリットは主に3つあります。
ペット保険のメリット
- メリット1:一部の負担で治療が受けられる
- メリット2:高額な治療も選択できる
- メリット3:いざというとき気軽に病院に行きやすくなる
メリット1:一部の負担で治療が受けられる
ペットには公的な医療保障がないので、治療を受ける場合、治療費は全額自己負担になります。ただしペット保険に入っていれば治療費の一部を負担するだけで済み、出費を最小限に抑えることができます。
メリット2:高額な治療も選択できる
ペット保険は、ペットの治療費に対して一定割合に金額をカバーできるので、高額な治療をより選択しやすくなります。選択肢の幅が広がると、より効果のある治療が選択できるようになります。
メリット3:いざというときに気軽に病院に行きやすくなる
小型犬やネコなど、身体の小さいペットたちにとって、具合が悪い時にいかに早く病院に行けるかが重要なポイントです。ペット保険に入っていれば、治療費を気にして病院に行くか迷わず、早く病院に行く決心がつきやすくなります。
治療の幅を広げ病院に行きやすくなることで、ペットの健康をより維持しやすくなります
ペット保険のデメリット
ペット保険のデメリットは主に4つあります。
ペット保険のデメリット
- デメリット1:治療費の全てを補償してくれるわけではない
- デメリット2:健康診断やワクチン接種などは対象外
- デメリット3:年齢によっては加入できない
- デメリット4:更新時に保険料が大幅に上がる可能性がある
デメリット1:治療費の全てを補償してくれるわけではない
ペット保険の補償割合は、商品ごとに治療費の5~9割と決められており、治療費の全額をカバーできません。また、先天性の疾患や慢性的な病気など、一定の治療費用は補償の対象外となることもあります。
デメリット2:健康診断やワクチン接種などは対象外
健康診断、ワクチン接種、去勢・避妊手術は、ペット保険の補償の対象になりません。
補償対象外の治療
- 健康診断
- ワクチン接種
- 去勢・避妊手術
またワクチンを打っていれば防げた病気や飼い主がわざとケガをさせた場合なども補償されません。
ペット保険に加入していても、特定の治療費に対する一定の貯蓄が必要です。
デメリット3:年齢によっては加入できない
ペットが高齢だと、新規加入ができない場合があります。基本的に、ペット保険の加入対象となる年齢は、0~10歳です。
保険によっては12・13歳で加入できるものもあるので、申し込み前にまず加入年齢を確認しましょう。
デメリット4:更新時に保険料が大幅に上がる可能性がある
ペット保険は、一年ごとに更新をしていくものが多いです。高齢なペットが更新すると、大幅に保険料が上がる可能性があります。
保険料の値上がりが激しいために、解約をした飼い主も少なくないようです。
ペット保険の選び方
ペット保険のプランを選ぶ際にチェックしておきたいポイントを専門家が紹介します。
1.新規加入できる年齢、継続できる年齢を確認する
ペット保険は、ペットが高齢だと保険に加入できない場合があります。また、年齢によって保険料に差が付けられている場合があります。加入できるのは13歳未満としている保険や8歳未満と8歳以上でプランを分けている保険もあります。
高齢なペットを飼っている人は、まず加入できる年齢の商品かどうかで選ぶのがおすすめです。
2.補償割合と支払限度額を確認する
ペット保険の治療費に対する補償割合は、一般的に5~7割で、割合が低いほど毎月の保険料は抑えられます。また、あえて通院補償を外して、手術や入院の補償割合を9割まで上げられる保険もあります。
ペットが高齢で、手術を行う可能性が高い場合、手術・入院の補償に特化して備えるのも効果的です。
3.保険金の請求方法を確認する
保険金の請求方法には「窓口精算」と「直接請求」があります。窓口精算は、あらかじめ保険の補償部分を差し引いた金額を動物病院の窓口で支払う方法です。直接請求は、窓口で全額自己負担した後に、保険会社へ書類等を提出して保険金を請求する方法です。
窓口清算と直接請求の自己負担分
窓口精算は、手続きが必要ないというメリットがありますが、対応している動物病院に限りがあります。直接請求であれば、どの動物病院でも対応してもらえます。最近はオンラインでの直接請求に対応している保険もあり、便利になってきています。
手続きを極力減らしたい人、近くに対応の動物病院がある人などは窓口精算を選ぶのがおすすめです。
おすすめのペット保険まとめ
ペット保険は、ペットにおける病気やケガの治療費の一部を補償する保険です。外耳炎になりやすい垂れ耳のイヌや腎臓病にかかりやすいネコなど、特に病気になりやすい品種のペットを飼っている人におすすめです。
この記事の要点
- ペット保険は、ペットにおける病気やケガの治療費の一部を補償する保険
- 特に病気になりやすい品種のペットを飼っている人におすすめ
- ペットが高齢になる前に加入するのがおすすめ
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