保険見直しの際にまず確認したいのが、保険証券です。「どこにしまったか分からない」という方もいますが、「どんなプランで契約したか」「保険料はいくらか」等の情報が具体的に記載してある大切な証明書です。保険証券の最低限の見方くらいは覚えておきましょう。
生命保険証券の記載例と見方
保険証券の記載方法は各保険会社によって若干異なりますが、見るべきポイントは一緒です。この項では、保険証券の記載例を基に、大きく6つのパートに分割にして、各項目にどのような内容が書かれているかを詳しく紹介します。
- 契約形態
- 保険料
- 契約期間
- 保険プラン
- その他の内容
- 解約返戻金

契約形態
1.証券番号
証券番号は会員番号のようなものです。保険会社へ問い合わせるとき、この番号を伝えると契約者情報がすぐに認識してもらえます。
2.保険種類・名称
契約した保険の正式名称が記載してあります。注意したいのは、「終身保険」と書いてあっても、それは商品名であって、実は定期保険特約付終身保険、つまり、主契約・特約ともに終身型の保障ではないことがあるので、混同しないようにしてください。
3.保険契約者
保険会社と契約を結んだ人です。保険会社に保険料を支払う義務を負う代わり、契約内容や保険契約者を変更できたりと、契約上の権利を持ちます。契約後でも他の人に変更することができます。
4.被保険者
保障の対象になる人です。契約後に他の人に変更することは原則できません。
5.受取人等
被保険者に保障の対象となることが起こったとき、保険金や給付金を受け取る人です。契約後でも他の人に変更することができます。ただし、保険金支払い事由が発生した後(例:被保険者の死亡後)では変更ができません。
なお、生命保険における「契約者」「被保険者」「受取人」の関係は、契約形態を誤ると贈与税がかかることがあるので注意してください。
保険料
現在の保険料と支払い方法が記載してあります。払込み方法は、月払い、半年払い、年払い、一時払い、前納など多彩にあり、契約途中で変更することができます。
契約期間
1.契約日
いつからこの保険を開始したかが記載してあります。
2.保険期間
主契約の保障期間が記載してあります。終身型なら「終身」、定期型なら具体的な期間が記載してあります。
3.主契約の保険料払込期間
主契約の保険をいつまで払い込む契約にしたかが記載してあります。
(例)
| 60歳まで / 65歳まで 等 | 記載の年齢までに払い込む契約 |
| 20年 / 30年 等 | 記載の年数払い込む契約 |
| 終身 | 一生涯払い込む契約 |
保障プラン
主契約と特約の種類と契約した保障額が記載してあります。保険の見直しをするときに一番に確認するところですので、多すぎないか、少なすぎないかなどをチェックします。
その他の内容
その他に知らせるべき内容が記載してあります。指定代理請求人(被保険者の代理人として保険請求できる人)ついてや、保障内容の重要な注意事項などが載っていることがあるので見落とさないようにしてください。
解約返戻金
解約返戻金(契約を途中で解約したときに戻ってくるお金)がある場合、その金額と年数が記載されています。いくら払い戻されるかはもちろん、契約当時と見直し時点での予定利率(保険会社の運用利回り)の差はチェックしておいてください。
さいごに
ここではシンプルな保険証券を例に解説しましたが、契約内容によっては分かりにくい部分も出てくるかもしれません。そんな場合でも決してほったらかしにはせず、理解できないところは保険会社や専門家に聞くなどして、解決するようにしましょう。よく分かっていないまま保険を更新したり、見直したりするのは絶対にやってはいけません。

