この記事では専門家が独自に評価した、60代向けのおすすめ自動車保険や、お得で安いプランを男女別に紹介しています。自動車保険の必要性や、メリット・デメリット、どんな人におすすめか解説しています。
自動車保険を探していると、こんなお悩みありませんか?
60代で自動車保険に入る場合、どうやって選んだらいいの?
そもそも60代で自動車保険に入る必要ってある?
そんなお悩みを解決するために、保険の専門家が10項目以上の観点から比較した60代におすすめの自動車保険や、お得で安いプランを紹介します。
60代が備えておきたいリスク
事故発生率が高くなる年代です。万が一事故の場合、老後資金から被害者への賠償や自身のケガの治療費や車の修理費などを捻出すると、老後資金が減少する可能性があります。また、自身がケガをした場合、年齢的に回復に時間がかかり、職場復帰が遅れて収入の減少につながります。
違反別にみた高齢運転者交通事故発生状況
【参照】警視庁「高齢者の死亡事故事例と交通事故防止アドバイス/違反別にみた高齢運転者交通事故発生状況」
60代が備えておきたいリスク
- 老後資金減少のリスク
- 収入減少のリスク
60代は、子供の独立や定年退職を迎えるなど、ライフスタイルが大きく変化することにともない、収支バランスも変化します。
60代に自動車保険は必要なの?
これまで無事故無違反で過ごしてきた人も、年齢を重ねると安全運転が難しくなるため、事故の確率が上昇する傾向にあります。60代は、収入アップの見込みが少ないいっぽう、60代後半には年金を受給する人もいますが、万が一の事故の場合、老後資金を減らさないための十分な備えが必要です。
自動車保険の必要性が高い人
- 収入が年金だけの人、または年金以外の収入が少ない人
- 老後資金が少ない人
60代は体力の低下にともない、注意力などが低下する傾向にあります。
60代で保険加入するメリット・デメリット
60代における自動車保険のメリット・デメリットを確認しましょう。
60代で保険加入するメリット
自動車保険のメリットは主に2つあります。
自動車保険のメリット
- メリット1:老後資金を使わずに済む
- メリット2:収入減少のリスクに備えられる
メリット1:老後資金を使わずに済む
万が一事故に遭った場合、相手への損害賠償などを老後資金から捻出すると老後資金が減ってしまいます。また、損害賠償に莫大な費用が必要になると、老後資金だけでは賄えない可能性もあります。万が一の事故への備えを十分にしておくことが大切です。
メリット2:収入減少のリスクに備えられる
万が一事故に遭った場合、自身がケガや治療などで入院した際、その間の収入減少に備えることができます。
大切な老後資金を守るために、万が一の備えは重要といえます。
60代で保険加入するデメリット
自動車保険のデメリットは主に2つあります。
自動車保険のデメリット
- デメリット1:収入アップの見込みが少なく保険料が負担になる
- デメリット2:自動車を運転する機会が減り保険料が無駄に感じる
デメリット1:収入アップの見込みが少なく保険料が負担になる
60代になると、収入面で大きく増えることが少ないため、急にほかの出費があった場合には、保険料が家計の負担になってしまう場合があります。
デメリット2:自動車を運転する機会が減り保険料が無駄に感じる
60代になると、通勤で車を利用していた人も、定年を迎えて車の使用頻度が大幅に減少するため、保険料が無駄と考える人もいます。
車に乗る頻度が大幅に減少しても、60代は事故に遭う確率が高くなる年代です。万が一のために十分な補償を備える必要があります。
男女で自動車保険の選び方は変わる?
自動車保険は男性と女性で選ぶ基準は変わりません。どのような点に注意すべきかまとめました。
男女に共通する選び方
60代になって退職を迎えた場合、 収入が減るいっぽうで事故率が高くなるため保険料が徐々に上がります。これまで運転技術に自信があった人も、若い世代と比べて反応が遅くなってしまい、自損事故を起こす確率も高くなります。
運転する機会が少ない場合でも、「対人賠償保険」と「対物賠償保険」は「無制限」にしておくことをおすすめします。
また、60代はこれまで子供が親の車を運転する機会が多かった人も、子供自身が車を所有するようになるので、運転者年齢条件など補償内容を見直すことが大切です。保険料が家計に負担にならずに済むように「車両保険」をはずしたり「免責金額の見直し」をすることもおすすめです。
選び方のポイント
- 「対人補償保険」「対物補償保険」は無制限にする
- 運転者年齢条件
- 車両保険や免責金額で節約の工夫をする
ライフスタイル別自動車保険の選び方
ライフスタイル別に自動車保険を選ぶ際にチェックしておきたいポイントを紹介します。
1.独身の場合
独身の人は、運転するのは自分ひとりだけという点と、年齢的なことから年間走行距離が減ってる可能性があります。一年間の走行距離を見直して、割引率が高いプランを選ぶことをおすすめします。
選び方のポイント
- 年間走行距離を見直す
2.子供がいる場合
60代であれば、子供が結婚して孫がいる場合も多くあります。普段は車に乗る機会は少なくても、帰省した際に子供家族を乗せて運転する場合は、同乗者の補償を備えておく必要があります。また、帰省した子供が運転する場合の備えも必要です。
選び方のポイント
- 同乗者の補償を備える
- 子供が運転する場合に備える
3.共働きの場合
共働きで夫婦が1台ずつ車を使う場合、それぞれの自動車保険を本人限定にすることで保険料の節約ができます。共働きで資金が十分にある場合は、車両保険の免責金額を高く設定すると保険料が節約できて、家計への負担を減らすことができます。
選び方のポイント
- 2台とも運転者を本人限定にする
- 車両保険(免責金額を高く設定)
4.シングルマザー・ファザーの場合
シングルで子供がいる人は、これまでひとりで子育てをしてきたので老後の資金が十分ではない場合があります。走行距離の見直しや車両保険の免責金額の見直しなど、少しでも保険料を抑えつつ、万が一の事故への備えを十分にしておくことが大切です。
選び方のポイント
- 保険料を少しでも抑える
60代向け自動車保険のおすすめプランまとめ
60代は、事故発生率が高くなる年代です。万が一事故に遭った場合、損害賠償によって老後資金を減らし、その後の生活に困窮してしまうことがないように十分な備えが必要です。それぞれのライフスタイルに合わせて節約できる部分を検討して加入することをおすすめします。
この記事の要点
- 事故発生率が高い
- 老後資金を減らさないように補償を備える