この記事では専門家が独自に評価した、おすすめの火災保険やお得で安いプランを紹介しています。保険の仕組みや、メリット・デメリット、どんな人におすすめか解説しています。
火災保険を探していると、こんなお悩みありませんか?

不動産屋のおすすめ保険でいいのかな

どんな補償をつければいいの?
そんなお悩みを解決するために、この記事では保険の専門家が10項目以上の観点から比較したおすすめ保険やお得で安いプランを紹介します。
この記事を監修した専門家
株式会社エコスマート
事業開発責任者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士
田沼 隆浩
2004年から大手保険代理店で保険事業に従事。M&Aを中心に子会社社長などを歴任。2021年より株式会社エコスマートへ事業開発責任者として入社。保険セミナーの実績も多数あり。
田沼 隆浩のプロフィールを見る火災保険とは
火災保険とは、火事や災害から建物を守る保険です。さまざまな災害で建物や家財が壊れた際の修理費を補償します。火災のほか台風や洪水などの自然災害もカバーできます。
火災保険のポイント
- 火災や落雷などで発生するリスクへの備えができる
- 種類によっては水災も補償される
- 地震、噴火、津波による損害は対象外
内閣府の試算によると、持家世帯の82%が火災補償のある保険・共済に加入しています(2015年度末時点)。一方で水災補償ありは66%、地震補償ありは49%にとどまります。
【参照】内閣府「保険・共済による災害への備えの促進に関する検討会」

隣家との距離が近い都市部では、もらい火に巻き込まれるリスクも高くなります。都市部に住まわれている人は特に加入をおすすめします。
一緒に検討したほうが良い保険
火災保険を検討する場合、地震保険もあわせて検討しましょう。
地震保険は、火災保険では補償されない地震や津波による損害に備えられます。ただし地震保険のみでは加入できず、火災保険とセットで加入します。
火災保険と地震保険の補償範囲
| 損害 | 火災保険 | 地震保険 |
|---|---|---|
| 火災、落雷、破裂または爆発 | 〇 | ✕ |
| 風災、ひょう災、雪災 | 〇 | ✕ |
| 水災 | △ | ✕ |
| 外部からの飛来や衝突 | △ | ✕ |
| 水漏れ | △ | ✕ |
| 盗難 | △ | ✕ |
| 不測かつ突発的な事故(破損・汚損) | △ | ✕ |
| 地震、噴火、津波 | ✕ | 〇 |
| 地震による火災 | ✕ | 〇 |
「外部からの飛来や衝突」の例
・自動車が運転を誤って建物に突っ込み、家の壁を壊してしまった
・テレビ中継のヘリコプターから物が落ちてきて、屋根に穴が空いた
など
火災保険では、水災や盗難などの損害はオプションをつけると補償されます。

地震が多く、海の近い地域に家を購入する人は地震保険も加入すると良いでしょう。
火災保険はこんな人におすすめ
火災保険はこのような条件に当てはまる人におすすめです。
火災保険がおすすめな人
- 災害による損害の補償プランがほしい人
- 災害リスクが高い地域に住んでいる人
- 家が壊れても立て直すお金がない人
- 住宅ローンが残っている人
- 木造住宅に住んでいる人

木造住宅の場合は、保険料が高いです。しかし木造住宅は被害が大きくなる可能性が高いので、火災保険で備える必要があります。
火災保険の種類
火災保険には、住宅火災保険と住宅総合保険があります。それぞれ補償される災害の範囲が異なります。
火災保険の種類
- 住宅火災保険
- 住宅総合保険
住宅火災保険とは
住宅火災保険は、自然災害に備える保険です。補償範囲が自然災害のみなので保険料が安いです。
住宅総合保険とは
住宅総合保険とは、災害に加えて空き巣や水漏れなどによる損害も補償する保険です。補償範囲が広いため保険料は高いです。
住宅火災保険と住宅総合保険の補償範囲比較

火災保険のメリット
火災保険のメリットは主に3つあります
火災保険のメリット
- メリット1:自然災害に備えられる
- メリット2:火事にまき込まれても補償される
- メリット3:敷地内にある設備の損害もカバーされる
メリット1:自然災害に備えられる
火災保険は、火災や風災、水災などの予測できない災害に備えられます。また住宅総合保険であれば、家に空き巣がはいったり、水道管が壊れた場合の水漏れなどの損害も補償されます。
メリット2:火事にまき込まれても補償される
火災保険に入っていれば、隣の家から火が燃え移り、建物や家財が壊された場合の損害も補償されます。反対に自宅の火災によって隣の家に火が燃え移った場合にも備えられます。

特に隣同士の家が近い都心部の人は、火が燃えうつるリスクが高いため、火災の補償・隣人の補償を手厚くもつのがおすすめです。
メリット3:敷地内にある設備の損害もカバー
塀や門、車庫など家の敷地内にある設備が災害により壊れた場合、損害が補償されます。

さまざまな設備がある一軒家の人向きの補償です。
火災保険のデメリット
火災保険のデメリットは主に2つあります
火災保険のデメリット
- デメリット1:地震や津波は対象外
- デメリット2:購入した金額がそのまま戻るわけではない
デメリット1:地震や津波は対象外
火災保険では地震や津波による家の損壊は補償されません。また地震によって起こった火災も補償の対象外です。地震・噴火・津波の被害もカバーしたい場合は地震保険に加入しましょう。
デメリット2:購入した金額がそのまま戻るわけではない
現在の火災保険は、同等の建物・家財を新たに建築・購入するのに必要な金額(新価=再調達価額)を基準に保険金額を設定するのが主流です。新価基準なら建て直し・買い直しの費用が補償されますが、購入時の価格が高くても現在の再調達価額を超える分は補償されません。また、古い契約などで時価(再調達価額から経年劣化分を差し引いた金額)基準になっている場合は、保険金だけでは同じものをそろえられない可能性があるため、契約の基準を確認しましょう。
新価(再調達価額)とは
同等のものを今新たに建築・購入するのに必要な金額
時価とは
新価から経年・使用による消耗分を差し引いた金額

古い契約は時価基準のままの場合があります。証券で『新価』か『時価』かを確認するのがおすすめです。
また高額な宝石や骨董品などは、契約時に申告(明記物件)しないと補償されなかったり、支払いに限度額(1個30万円まで、1事故100万円までなど保険会社によって異なる)が設けられたりします。高価な家財がある場合は、事前の申告の要否と限度額を必ず確認しましょう。
火災保険の選び方
火災保険のプランを選ぶ際にチェックしておきたいポイントを専門家が紹介します。
1.保険料の割引があるか
契約期間はまとめて契約するほど1年あたりの保険料が割安になります。なお、2022年10月以降の新規契約は保険期間が最長5年に短縮されているため、同じ家に住み続けるのであれば5年の長期契約+保険料一括払いがもっとも割安です。
2.必要な補償だけ選べるか
例えばマンションの場合、自分の専有部分だけ補償するものがおすすめです。塀や門など、皆で使用する共有部分の補償は不要です。反対に一戸建ての場合は塀や車庫などの補償がついたものがおすすめです。
一戸建てとマンションに必要な補償例

専有部分とは
マンションにおける自分が所有する部分(自分の部屋)
共有部分とは
マンションにおける専有部分以外の部分(エントランスなど)

火災保険には、いくつかの補償がセットになっている「パッケージ型」と補償を選べる「選択型」があります。保険料を抑えたい人は、「選択型」で補償を最低限でもちましょう。
なお、火災保険料の目安となる参考純率は2023年に全国平均で13.0%引き上げられ、2024年10月以降、各社の保険料に順次反映されています。あわせて水災の保険料は市区町村ごとのリスクに応じた5区分制となり、お住まいの地域によって水災補償の保険料が変わります。ハザードマップで水災リスクを確認し、必要性にあわせて補償を選びましょう。
3.小さな費用も補償されるか
災害や盗難では、建物や家財の損害とは別に費用がかかるケースが多いです。
費用の例
- 家がなくなったときの仮住まい費用(ホテル代など)
- 水漏れしたときの水道管修理費
- 盗難再発防止の鍵交換代
- 消火器の設置費用
商品によって費用は、補償の対象外としている場合があります。また火災保険は水漏れによる損害はカバーしますが、水道管の修理費は原則補償されません。

細かな費用も十分に補償される保険だと、出費を抑えられます。
おすすめの火災保険まとめ
火災保険は建物を火事や災害から守る保険なので、未加入の人はぜひ検討してください。選び方に迷ったら必要な補償のみ選べる保険を探しましょう。
この記事の要点
- 火災保険は建物を火事や災害から守る保険
- 国内にお住まいの人は検討の価値あり
- 必要な補償だけ選べるプランがおすすめ