この記事では専門家が独自に評価した、おすすめの海外旅行保険やお得で安いプランを紹介しています。保険の仕組みや、メリット・デメリット、どんな人におすすめか解説しています。
海外旅行保険を探していると、こんなお悩みありませんか?
手厚い保障で安い保険プランはないの?
旅行会社のおすすめ保険でいいのかしら
そんなお悩みを解決するために、この記事では保険の専門家が10項目以上の観点から比較したおすすめの保険やお得で安いプランを紹介します。
海外旅行保険とは
海外旅行保険とは、海外旅行中の病気やケガ、盗難に備える保険です。補償期間を1日から選択できる掛け捨て型保険になります。
掛け捨て型保険とは
戻ってくるお金がない保険
海外旅行保険のポイント
- はじめて海外旅行に行く人におすすめ
- 海外旅行中の治療費や損害賠償金、盗難などの損害に備えられる
- 家を出発してから帰宅するまでが補償対象になる
旅行前にかかっていた病気の治療費は補償されません。
一緒に検討したほうが良い保険
海外旅行保険を検討する場合、駐在保険もあわせて検討しましょう。駐在保険は、長い間滞在する人におすすめです。旅行前にかかっていた持病の悪化や歯の治療などにも備えられます。
海外旅行保険と駐在保険の比較
海外旅行保険 | 駐在保険 | |
---|---|---|
設定できる保険期間 | 1日~1ヶ月 | 1ヶ月~1年 |
ケガ | 補償される | 補償される |
持病の悪化 | × | 補償される |
歯の治療 | × | 補償される |
海外旅行保険はこんな人におすすめ
海外旅行保険はこのような条件に当てはまる人におすすめです。
海外旅行保険がおすすめな人
- 海外旅行中の損害に対する補償プランがほしい人
- はじめての海外旅行で不安な人
- 旅先でレジャースポーツをする人
- 飛行機の欠航が多い国に旅行をする人
はじめての海外旅行では、環境の変化による病気や盗難など心配が多いので、加入しておきましょう。
海外旅行保険の種類
海外旅行保険は、「保険会社の海外旅行保険」と「クレジットカード付帯の海外旅行保険」の2つがあります。
海外旅行保険の種類
- 保険会社の海外旅行保険
- クレジットカード付帯の海外旅行保険
保険会社の海外旅行保険とは
保険会社の海外旅行保険では、自由に補償内容を設定できます。補償される金額を増やせば、大きなトラブルにも備えられます。また旅先で困ったときのために、専用のサポートデスクが用意されています。
クレジットカードやパスポートの紛失/盗難時もサポートしてもらえます。
保険会社から加入すると保険証券が1週間ほどで発行されます。 保険証券がなくても補償は受けられますが、旅行中に加入した保険の内容がわかると安心ですので準備しましょう。
保険証券とは
契約した保険の内容が書かれた証書
クレジットカード付帯の海外旅行保険とは
クレジットカード付帯の海外旅行保険は、補償内容が決まっており、保険会社から加入するよりも補償が小さめです。 旅行のたびに申し込みをする必要はありません。
利用付帯とは
クレジットカードを海外旅行費で使ったときに保険が適用になること
複数のクレジットカードを持つことで補償を大きくできますが、補償の一部のみなのでおすすめしません。
クレジットカード付帯の海外旅行保険には、保険証券はありません。代わりに付帯証明書が発行できます。
付帯証明書とは
契約の内容を証明する書類
付帯証明書の発行には1週間から2週間ほどかかります。付帯証明書を持っていきたい人は出発の2週間以上前から余裕をもって手続きしましょう。
海外旅行保険のメリット
海外旅行保険のメリットは主に2つあります。
海外旅行保険のメリット
- メリット1:海外旅行中のトラブルに備えられる
- メリット2:トラブルの仲介サービスがある
メリット1:海外旅行中のトラブルに備えられる
海外旅行中のトラブルで発生したさまざまな損害を補償します。
海外旅行保険の主な補償と特徴(海外旅行中の出来事に限る)
- 死亡、後遺障害補償:死亡したり、後遺障害が残ったときに保険金が支払われる
- 治療、救援費用補償:治療費やお見舞いに来た家族の交通費、宿泊費を補償する
- 携行品損害費用補償: 持ち物の破損、盗難の損害をカバーする
- 個人賠償責任補償:相手への損害賠償金を補償する
- 航空機遅延補償:飛行機の遅れでかかった宿泊費、食事代を補償する
家族がいる人は「 死亡・後遺障害補償、 治療・救援費用補償 」をつけて、万が一の家族の出費に備えるのがおすすめです。
海外旅行中に治療費は、申請をすれば日本の健康保険が利用できますので、自己負担の3割を海外旅行保険でカバーしましょう。
メリット2:トラブルの仲介サービスがある
治療先の病院を探してもらえたり、お見舞いにくる家族のホテルを予約したりなどのサポートサービスが受けられます。また現地に係員がいる場合、直接会ってサポートしてもらえます。
海外旅行保険のデメリット
海外旅行保険のデメリットは主に3つあります。
海外旅行保険のデメリット
- デメリット1:危検な国への旅行だと加入できない
- デメリット2:危険な行為をする人は保険料が高い
- デメリット3:妊娠や出産は補償の対象外
デメリット1:危検な国への旅行だと加入できない
戦争がある危険な国へ旅行する場合、海外旅行保険に加入することはできません。
また、内戦などでケガをしても補償されません。ただしテロでケガをした場合は補償されます。
デメリット2:危険な行為をする人は保険料が高い
海外旅行でスカイダイビングなどの危険なスポーツを行う場は、保険料にあわせて割増料金がかかります。出張で危ない業務を行う場合も同じです。
危険な行為によるケガは補償されなかったり、そもそも保険に加入できない可能性もあります。
対象の危険なスポーツ
・山岳登はん
・ボブスレー
・スカイダイビング
・ハンググライダー搭乗
・航空機操縦
など...
デメリット3:妊娠や出産は補償の対象外
海外旅行先での妊娠・出産・早産・流産による治療費は補償されず、全額自己負担になります。また妊娠や出産によって家族がお見舞いに来た場合の救援費用も対象外です。
妊娠初期(21週目までなど)に限り、妊娠にかかった費用を補償する商品があります。心配な人は妊娠の
海外旅行保険の選び方
海外旅行保険のプランを選ぶ際にチェックしておきたいポイントを専門家が紹介します。
1.補償の手厚さ
海外旅行保険には保険会社から加入する場合とクレジットカードに付帯している場合の2つがあります。それぞれ補償金額と保険料が異なります。
保険会社とクレジットカード付帯の補償内容の比較
保険会社から加入 | クレジットカード付帯 | |
---|---|---|
保険料 | 高い | 無料 |
補償金額(死亡やケガ) | 1000万円~3000万円 | 100万円~500万円 |
加入方法 | 直接申し込む | 自動付帯or利用付帯 |
クレジットカード付帯の保険は、補償金額が保険会社の保険に比べて10分の1以下になり不十分です。ですのでクレジットカード付帯の保険のみで海外旅行に行くのはおすすめしません。
クレジットカード付帯はお守り程度に持ち、保険会社の海外旅行保険でしっかり備えるのがおすすめです。
2.だれが加入するかで選ぶ
加入する人がだれかによってプランが決まります。
家族で海外旅行に行く場合は、ファミリープランで加入すれば保険料がお得になり、申し込みも1回で済みます。
3.海外の医療費にあわせられるか
海外の医療費は高くなるケースが多くあります。とくにアメリカやヨーロッパなどは、2日間の入院で数百万円かかる場合もあります。治療・救援費用の補償は無制限で持つのがおすすめです。
少なくとも「旅先の平均医療費+50万円」くらいで補償を備えておくと安心です。
4.キャッシュレス治療があるか
旅行先にキャッシュレス提携病院があるか確認しましょう。キャッシュレス治療が可能だと保険会社が病院に直接医療費を支払うため、窓口での負担はゼロになります。
キャッシュレス治療の仕組み
病院でキャッシュレス治療を受けるには、保険証券や付帯証明書など保険の契約をしている証明書が必要になります。出発の1週間~2週間ほど前から申請して旅行に備えるのがおすすめです。
おすすめの海外旅行保険まとめ
海外旅行保険は海外旅行中の治療費や損害賠償に備える保険です。そのため、特に旅先でレジャースポーツをする人は加入しておくと安心です。選び方に迷ったら補償の手厚さで検討すると良いでしょう。
この記事の要点
- 海外旅行保険は海外旅行中の治療費や損害賠償に備える保険
- 特にはじめての海外旅行で不安な人におすすめ
- クレジットカード付帯の保険はお守り程度に持ち、保険会社の海外旅行保険で備えるのがおすすめ