登山保険のおすすめプランやメリット・デメリットを専門家が徹底比較して解説

この記事では専門家が独自に評価した、おすすめの登山保険やお得で安いプランを紹介しています。保険の仕組みや、メリット・デメリット、どんな人におすすめか解説しています。

登山保険を探していると、こんなお悩みありませんか?

40代男性

手厚い保障で安い保険プランはないの?

40代女性

当日でも加入できるかしら

そんなお悩みを解決するために、この記事では保険の専門家が10項目以上の観点から比較したおすすめの保険やお得で安いプランを紹介します。

この記事を監修した専門家

田沼 隆浩

株式会社エコスマート 事業開発責任者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

略歴

2004年から大手保険代理店で保険事業に従事。M&Aを中心に子会社社長などを歴任。2021年より株式会社エコスマートへ事業開発責任者として入社。保険セミナーの実績も多数あり。

登山保険とは

登山保険とは、登山中のトラブルに備える保険です。山でのケガの治療費や遭難したときの救助費用などを補償します。

登山保険のポイント

  • 登山の初心者から上級者までおすすめ
  • 治療費や損害賠償金、遭難時の費用に備えられる
  • 1日単位で加入が可能になっている

一緒に検討したほうが良い保険

登山保険を検討する場合、傷害保険もあわせて検討しましょう。傷害保険は登山以外のレジャースポーツでのケガも補償します。ただし傷害保険は、損害賠償金や遭難したときの救助費用の補償はありません。

傷害保険の特徴

保険名特徴
傷害保険さまざまなレジャースポーツをする方向け
エコスマ編集部

登山中の遭難を補償するのは登山保険だけですので、遭難する可能性の高い危険な山へ登る人にはおすすめです。

登山保険はこんな人におすすめ

登山保険はこのような条件に当てはまる人におすすめです。

登山保険がおすすめな人

  • 登山中の損害に対する補償プランがほしい人
  • 軽くハイキングにいく人
  • 遭難などの危険がある山に登る人
  • 登山家
エコスマ編集部

特に登山初心者の人は加入しておくと安心です。

登山保険の種類

登山保険には、ハイキング保険、登攀(とうはん)保険の2つがあります。それぞれ保険料や補償の手厚さが異なります。

登山保険の種類

  • ハイキング保険
  • 登攀(とうはん)保険

ハイキング保険とは

ハイキング保険とは、軽登山などの一般的な山登りをする人向けの保険です。ケガの治療費や損害賠償金、遭難時の費用など幅広く補償します。また、保険料が安めです。

登攀(とうはん)保険とは

登攀保険とは、ハイキング保険の補償を手厚くしたタイプです。ただし補償が手厚い代わりに保険料が高いです。

エコスマ編集部

標高が高い山、ロッククライミングや雪山を登る際には、登攀保険がおすすめです。

登山保険のメリット

登山保険のメリットは主に2つあります。

登山保険のメリット

  • メリット1:山登り中の病気やケガに備えられる
  • メリット2:遭難時の費用をカバーできる

メリット1:山登り中の病気やケガに備えられる

登山保険は、山登り中の病気やケガによる入院や通院の費用を補償します。生命保険ではカバーできない低体温症や高山病なども補償します。

メリット2:遭難時の費用をカバーできる

登山保険では遭難したときの救助費を補償します。救助費はヘリコプターの使用料や救助隊の出動代で、1時間あたり数十万円かかります。長引く遭難に備えるために、補償金額は100~300万円にしましょう。

救助費用の内訳

登山保険のデメリット

登山保険のデメリットは主に1つあります。

デメリット1:病気を原因とする遭難は対象外

登山保険では病気が原因で起こった遭難の費用は補償されません。例えば「低体温症で動けず、遭難した」は補償されず、「雪崩によって遭難し、低体温症になった」は補償されます。

登山保険の補償範囲

治療費遭難費用
補償の有無補償される補償されない
エコスマ編集部

病気のほかに道迷いでの遭難も対象外としている保険が多いです。

登山保険の選び方

登山保険のプランを選ぶ際にチェックしておきたいポイントを専門家が紹介します。

1.登山頻度にあった保険期間を選ぶ

登山保険には、短期補償型と長期補償型の2つがあります。

短期補償型と長期保証型の比較

短期補償型長期補償型
保険期間1日単位1年単位
保険料1日あたり500円~1000円程度 1年あたり3000円~5000円程度

短期補償型は毎回手続きが必要なので、コンビニやネットから加入できると便利です。年に5回以上とよく登山をする人は長期補償型で加入すると、手続きの手間が省けます。

2.登山目的にあった補償を選ぶ

軽登山やハイキングなどの登山にはハイキング保検。ロッククライミングや雪山などの登山には、救助費の補償が手厚く持てる登攀保険がおすすめです。

ハイキング保険と登攀保険の比較

ハイキング保険登攀保険
保険料安い高い
死亡やケガの補償10万円~100万円10万円~200万円
救助費の補償100万円300万円
エコスマ編集部

軽登山やハイキングでも、はじめての登山で不安な人は登攀保険でしっかり備えるのがおすすめです。

3.家族での山登りならファミリープランがお得

家族で山登りやハイキングをする場合は、まとめて加入できるファミリープランの登山保険がおすすめです。ファミリープランで加入すれば、1人ずつ加入するよりも保険料が安いです。

エコスマ編集部

ただし小さいお子さんや70歳以上のお年寄りは加入できないなど、年齢制限が多いです。

おすすめの登山保険まとめ

登山保険は登山でのケガの治療費や救助費用などを補償する保険なので、ハイキングやハイリスクな登山をする人におすすめです。選び方に迷ったら登山をする頻度と補償内容で検討すると良いでしょう。

この記事の要点

  • 登山保険は山でのケガの治療費や遭難したときの救助費用などを補償する保険
  • ハイキングをする人やハイリスクな登山をする人におすすめ
  • 登山の頻度と目的に合ったプランを選ぶのがおすすめ