この記事では専門家が独自に評価した、おすすめの自転車保険やお得で安いプランを紹介しています。保険の仕組みや、メリット・デメリット、どんな人におすすめか解説しています。
自転車保険を探していると、こんなお悩みありませんか?
手厚い保障で安い保険プランはないの?
事故以外にどんな補償があるの?
そんなお悩みを解決するために、この記事では保険の専門家が10項目以上の観点から比較したおすすめの保険やお得で安いプランを紹介します。
自転車保険とは
自転車保険とは自転車の事故で発生する損害を補償する保険です。毎月100円~1,000円ほどの保険料で、被害者または加害者になったときのリスクに備えることができます。
自転車保険のポイント
- 自転車によく乗る方におすすめ
- 治療費と損害賠償金をカバーできる
- 自転車事故によるリスクへの備えができる
一緒に検討したほうが良い保険
自転車保険を検討する場合、人身傷害補償保険も合わせて検討しましょう。人身傷害補償保険では、治療費に加えてケガで働けない間の収入も補償されます。
保険名 | 特徴 |
---|---|
人身傷害補償保険 | ケガの治療費や収入を補償する保険 |
人身傷害補償保険の補償
事故の種類 | 契約者本人又はその家族 | 家族以外 |
---|---|---|
契約した車に搭乗中の事故 | 〇 | 〇 |
他の車に搭乗中や歩行中の事故 | 〇 | × |
人身傷害補償保険は、事故の相手が自動車の場合のみ補償されます。
ケガで働けない間の収入に備えたい人は、人身傷害補償保険もあわせて加入しましょう。
自転車保険はこんな人におすすめ
自転車保険はこのような条件に当てはまる人におすすめです
自転車保険がおすすめな人
- 自転車事故による損害の補償プランがほしい人
- よく自転車に乗る人
- 自転車に乗り始めたお子さま
- 自転車の運転が不安定なお年寄り
- 小学生、中学生、高校生
自転車による交通事故の割合は上位3位まで小中高生が占めています。小中高生のお子様がいる人は、特に自転車保険への加入がおすすめです。
自転車保険の加入を義務化している地域
自転車保険の種類
自転車保険には、「保険会社の自転車保険」と「クレジットカード付帯の自転車保険」の2つがあります。
自転車保険の種類
- 保険会社の自転車保険:設定できる保険金額が高く、自分好みにカスタマイズできる
- クレジットカード付帯の自転車保険: クレジットカードのオプションで申し込める
保険料を安く抑えたい人は最低限の補償があるクレジットカード付帯の保険から加入しましょう。幅広い補償をもちたい人は保険会社からの加入がおすすめです。
自転車保険の補償には、賠償責任補償、傷害補償、車両補償の3つがあります。それぞれの補償では対象が異なります。
自転車保険の補償
- 賠償責任補償
- 傷害補償
- 車両補償
賠償責任補償とは
賠償責任補償とは、事故によって相手に支払う損害賠償金が補償されます。損害賠償金以上の給付はされません。(実損填補)
実損填補とは
実際にかかった損害額と同額の保険金が支払われる
実損填補の例
自転車事故による損害の中で損害賠償金は高額になりやすいです。過去には1億円近い損害賠償金が請求されたケースもあります。
損害賠償金の実例
11歳の少年が帰宅途中にマウンテンバイクで坂道を下っていたが、散歩していた62歳の女性に気づかず正面衝突。女性は寝たきりになり、裁判所は少年の保護者に対して9,521万円の損害賠償金を命じました。
限度額を超えた分は自己負担となります。 実際の賠償金額に不足しないように、保険金の上限は1億円~無制限にするのがおすすめです。
傷害補償とは
傷害補償とは、ケガをした場合の治療費をカバーする補償です。1日の入院や通院に対してもらえる金額が決まっているなど、医療保険と同じような特徴があります。
傷害補償は医療保険に入っていない人や、医療保険の補償だけではもの足りない人におすすめです。
車両補償とは
車両補償とは、自転車が壊れたり、盗まれたりした場合の損害を補償します。商品によってはライトなど、自転車に取り付けたパーツも補償されます。
車両補償は、特にロードバイクやクロスバイクなどの高額な自転車に乗る人はもっておくと安心な補償です。
自転車保険のメリット
自転車保険のメリットは主に2つあります。
自転車保険のメリット
- メリット1:損害賠償金が補償される
- メリット2:ケガの治療・損害賠償以外も補償される
メリット1:損害賠償金が補償される
自転車保険は、自転車事故における相手への損害賠償金を補償します。相手にケガや死亡させた際に、損害賠償金を全く支払えない事態を防げます。
損害賠償金を支払えないと、家が差し押さえられるなどのペナルティがあります。
メリット2: ケガの治療・損害賠償以外も補償される
賠償請求を弁護士に依頼した場合にかかる費用が補償されます。 交通事故の場合にかかる弁護士費用は、10~20万円程度に賠償金で得た金額の10~15%の合計額になります 。また事故をおこしてしまった場合、保険会社が示談交渉を代理で行ってくれます。
示談交渉や損害賠償請求は自分で行うのが難しいので、自転車保険への加入がおすすめです。
自転車保険のデメリット
自転車保険のデメリットは主に2つあります。
自転車保険のデメリット
- デメリット1:相手の支払う損害賠償金は補償されない
- デメリット2:余分な保険料を支払ってしまう可能性がある
デメリット1: 相手の支払う損害賠償金は補償されない
賠償責任補償は、自転車事故で相手に損害を与えた場合のみ、保険金が支払われます。自分が損害を受けた場合は補償されません。つまり相手が保険に未加入であれば、十分な損害賠償金を受け取れない可能性があります。
自身の損害は賠償責任補償の補償範囲外
相手に支払能力がない場合に備えたい人は、損害分が補償される人身傷害補償保険の加入をおすすめします。
デメリット2: 余分な保険料を支払ってしまう可能性がある
自転車保険は医療保険や傷害保険と補償内容が似ているため、それぞれに加入していると同じ補償を持ってしまいます。必要以上に補償を備えると、保険料は高くなります。
各保険の補償範囲
補償の種類 | 自転車保険 | 医療保険 | 傷害保険 |
---|---|---|---|
賠償責任に関する補償 | 〇 | × | × |
死亡保険金 | 〇 | × | 〇 |
入院・手術給付金 | 〇 | 〇 | 〇 |
通院給付金 | 〇 | 〇 | 〇 |
保険料を少しでも抑えたい人は、医療保険、傷害保険と被っている補償は外しましょう。
自転車保険の選び方
自転車保険のプランを選ぶ際にチェックしておきたいポイントを専門家が紹介します。
1.保険料の割安さを重視
保険料が安くても、補償が不足していたら困ります。必要な補償が備わっていて、保険料が安いものを選びましょう。
2.家族型プランがあるか
家族型プランがあると、家族まとめて申し込みができますので手間が省けます。また家族型プランで加入すると、保険料が個別で加入するのに比べて保険料が安くなります。
3.付帯サービスが充実しているかチェック
自転車保険には付帯サービスがあります。治療費や損害賠償金といった基本補償以外に、示談交渉サービスやロードサービスなどがあります。
自転車保険の主な付帯サービス
・示談交渉サービス:相手との示談交渉を保険会社が代行するサービス
・ロードサービス::自転車が壊れたとき、車で自転車を希望地まで送るサービス
自転車事故では「裁判以外で解決できないのか」や「事故で壊れた自転車はどうするか」といった不安があります。事故による不安をなくすために、付帯サービスの有無は重要です。
特に示談交渉は専門的知識を必要とするので、法律がよくわからない人は付帯サービスがあるものを選びましょう。
おすすめの自転車保険まとめ
自転車保険は自転車の事故を補償するので、よく自転車におすすめです。選び方は、損害賠償の補償金額が1億円以上ある保険で比較すると良いでしょう。
この記事の要点
- 自転車保険は、自転車の事故を補償する保険
- 個人賠償責任補償が1億円以上のプランがおすすめ