留学保険のおすすめプランやメリット・デメリットを専門家が徹底比較して解説

この記事では、保険の専門家が留学保険の仕組みや補償内容、メリット・デメリット、自分に合ったプランの選び方をわかりやすく解説しています。どんな人に留学保険がおすすめかも紹介します。

留学保険を探していると、こんなお悩みありませんか?

40代男性

留学保険ってどんな費用を補償してくれるの?

40代女性

そもそも留学保険に入る必要あるの?

そんなお悩みを解決するために、この記事では保険の専門家が留学保険の補償内容と特約、メリット・デメリットと、プランを選ぶときの3つのポイントを解説します。

この記事を監修した専門家

株式会社エコスマート
事業開発責任者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

田沼 隆浩

2004年から大手保険代理店で保険事業に従事。M&Aを中心に子会社社長などを歴任。2021年より株式会社エコスマートへ事業開発責任者として入社。保険セミナーの実績も多数あり。

田沼 隆浩のプロフィールを見る

留学保険とは

留学保険とは、海外留学中の病気やケガ、生活用動産の盗難に備えるための保険です。病気やケガの治療費、事故をしたときや盗難にあったときの損害費用を補償します。

留学保険の仕組み

留学保険の仕組み(留学期間中のケガ・事故を基本保険金額の範囲で補償するイメージ)

留学保険では補償されない費用

留学保険には、保険が適用されない治療費があります。特に歯の治療費は、補償対象外の留学保険が多いです。

留学保険適用外の治療費

  • 虫歯や歯槽膿漏などの歯の治療費
  • 妊娠、出産、早産、流産などに対する費用

特約を付けることで、急な歯の痛みに対する応急治療費や、妊娠22週未満の妊娠にともなう異常の治療費をカバーできる商品もあります(正常な出産・分娩の費用は補償されません)。

エコスマ編集部

歯科疾病特約は、留学中に急に発症・悪化した歯の応急治療を補償するもので、出国前から治療中の歯や痛みのある歯は対象外が一般的です。歯の治療は出発前に済ませておきましょう。

留学保険はこんな人におすすめ

留学保険は、このような条件に当てはまる人におすすめです。

留学保険がおすすめな人

  • 留学中の病気やケガの高額な治療費に対する補償がほしい人
  • 生活用動産の盗難に備えたい人
  • 留学中の不安をできるだけ減らしたい人

留学保険の補償内容

留学保険の補償内容は、大きく3つに分けられます。

留学保険の補償内容

  • 病気やケガの治療費用、入院費用への補償
  • 生活用動産の盗難被害への補償
  • トラブルが起きた場合の個人賠償責任補償

病気やケガの治療費用、入院費用への補償

留学中の病気やケガに対する、治療費や入院費を補償します。アメリカやヨーロッパなどの海外では、日本と保険制度が異なり、治療費は高額になりやすいです。

なお、日本の公的医療保険(健康保険・国民健康保険)には、海外で受けた治療費の一部が払い戻される「海外療養費制度」があります(出典: 全国健康保険協会「海外療養費」)。ただし、払い戻し額は同じ治療を日本国内で受けた場合の保険診療の基準で計算されるため、治療費が高額な国では実際の支払額との差額が大きな自己負担として残ります。公的制度だけではカバーしきれない部分を補うのが、留学保険の役割です。

エコスマ編集部

病気やケガの治療費への補償は、数千万円~無制限を目安に持つのが基本です。

生活用動産の盗難被害への補償

財布や携帯、パスポート等が盗まれた場合の損害を補償します。海外は、日本に比べて、治安の良くない国が多くあります。

エコスマ編集部

盗難被害への補償は、所持品の総額で持っておくのがおすすめです。

トラブルが起きた場合の個人賠償責任補償

留学中に他人にケガを負わせてしまったり、他人の物を壊してしまった場合の損害を補償します。個人賠償責任補償は、基本補償として扱われることが多いですが、基本補償に付加する特約の一種です。

エコスマ編集部

賠償金額は、場合によっては高額になりやすいので、個人賠償責任補償特約としてあらかじめ保険内容に含まれていることが多いです。

留学保険の人気の特約には、個人賠償責任補償のほかに歯科疾病特約、緊急一時帰国費用、一時帰国中補償などがあります。主契約の病気やケガの補償に、必要な分だけ特約を付けることで保険料のムダをなくせます。

留学保険の主契約と主な特約

留学保険の主契約と主な特約の構成図(主契約=病気やケガの治療費用・入院費用と生活用動産の盗難被害への補償、主な特約=個人賠償責任補償・歯科疾病特約・緊急一時帰国費用・一時帰国中補償。補償の構成は商品により異なる)
エコスマ編集部

特約を付けると保険料は高くなるので、損害が高額になりやすい個人賠償責任補償特約を優先して付けるのがおすすめです。

留学保険のメリット

留学保険のメリットは主に3つあります。

留学保険のメリット

  • メリット1:留学中の金銭面の不安を和らげる
  • メリット2:提携先の医療機関では、負担なく治療が受けられる
  • メリット3:手厚いサポートが受けられる

メリット1:留学中の金銭面の不安を和らげる

留学保険に加入すれば、高額な治療・入院の費用、盗難による被害、他人への損害賠償責任に備えられます。

エコスマ編集部

特に留学中の資金が限られている人におすすめの保険です。

メリット2:提携先の医療機関では、負担なく治療が受けられる

保険会社と病院が提携している場合は、病院の窓口で立替払いをせずに、キャッシュレスで治療が受けられます。

キャッシュレス提携病院での医療費と補償の関係

キャッシュレス提携病院では被保険者の窓口支払いが不要になり保険会社が病院と精算する仕組みの図

メリット3:手厚いサポートが受けられる

留学保険に加入すれば、現地での通訳サポートなどのサービスを受けられます。

留学保険のサポートの例

  • 病院にかかる際に通訳を手配してくれる
  • 万が一のトラブルをアシストする24時間電話サービス
エコスマ編集部

英語や現地の言葉が苦手な人におすすめのサービスです。

留学保険のデメリット

留学保険のデメリットは主に3つあります。

留学保険のデメリット

  • デメリット1:長期契約の手続きは時間がかかる
  • デメリット2:インターネット申込みの場合、補償内容が限られている場合がある
  • デメリット3:保険料が高い

デメリット1:長期契約の手続きは時間がかかる

長期の留学保険は、代理店の窓口や郵送での手続きが必要な商品が多く、その場合は申し込みから契約完了まで1週間以上かかることがあります。一方で、インターネットで申し込みが完結する長期契約対応の商品もあります。いずれの場合も、留学直前の申し込みでは間に合わないことがあるため、余裕を持って手続きしましょう。

エコスマ編集部

長期契約を申し込みたい人は、出発の1カ月以上前から申請するのがおすすめです。

デメリット2:インターネット申込みの場合、補償内容が限られている場合がある

インターネット申込みだと設定できる保険金額の上限が低いなど、補償内容が限られている場合があります。ただし、インターネット申込みは、郵送での申し込みに比べて、手続きが早く終わります。

エコスマ編集部

申し込みが留学出発の直前になった人は、インターネットで素早く申し込みをしましょう。

デメリット3:保険料が高い

日本の保険会社の留学保険に加入した場合、海外の保険で留学保険と同じ補償を持った場合に比べて、保険料は高いです。ただし、日本語でのサポートの方が安心という人は、保険料が高くても日本の保険会社の留学保険がおすすめです。

エコスマ編集部

海外の保険は、申し込みや請求における言語がすべて外国語です。

留学保険の選び方

留学保険のプランを選ぶ際にチェックしておきたいポイントを専門家が紹介します。

1.治療費・救援費の補償金額をいくらに設定するか

海外での治療費は高額になりやすいので、治療費の補償金額は3,000万円~無制限のうち設定するのがおすすめです。

2.キャッシュレス医療が使えるか

保険会社と現地の病院が提携している場合、医療費の立替払いをせずに済む、キャッシュレス医療が使えます。留学先に持っていく資金が限られていて、立替払いが困難な人は、自分の滞在先の病院と提携している保険会社を選ぶのがおすすめです。

3.現地の保険会社か、日本の保険会社か

留学時の補償を持つ場合、「現地の保険」と「日本の留学保険」の2択があります。

現地の保険日本の留学保険
保険料安い高い
契約するタイミング留学中いつでも可能留学出発前の加入が必須
保険期間の延長できるできる商品が多い(満期前の手続き・審査が必要)
対応言語現地語日本語

日本の留学保険も、多くの商品で満期前に手続きをすれば保険期間を延長できます。ただし延長には審査があり、満期を過ぎると延長できないため、滞在延長が決まったら早めに保険会社へ連絡しましょう。

現地の保険は、手続きなど全て現地語での対応になるので上級者向きです。またキャッシュレス医療が使えない保険が多いので、こだわりがなければ手厚いサポートがある日本の保険会社で加入するのがおすすめです。

留学保険の選び方まとめ

留学保険は、海外留学中の病気やケガ、生活用動産の盗難に備えることができます。現地語が得意で保険料を抑えたい人は、現地の保険で留学中の補償を持つのがおすすめです。現地語に自信がない人は、日本の留学保険がおすすめです。

この記事の要点

  • 留学保険は、海外留学中の病気やケガ、生活用動産の盗難に備えられる保険
  • 現地語が得意で保険料を抑えたい人は、現地の保険で留学中の補償を持つのがおすすめ
  • 「保険金額」「キャッシュレス医療が使えるか」「現地の保険会社か日本の保険会社か」の3点でプランを選ぶのがおすすめ

関連記事: 海外旅行保険の補償内容と選び方の解説はこちら旅行保険の種類と使い分けの解説はこちら国内旅行保険の補償内容の解説はこちら

人気ランキング 保険相談