この記事では専門家が独自に評価した、おすすめのバイク保険やお得で安いプランを紹介しています。保険の仕組みや、メリット・デメリット、どんな人におすすめか解説しています。
バイク保険を探していると、こんなお悩みありませんか?
手厚い保障で安い保険プランはないの?
バイク屋のおすすめ保険でいいのかな
そんなお悩みを解決するために、この記事では保険の専門家が10項目以上の観点から比較したおすすめの保険やお得で安いプランを紹介します。
バイク保険とは
バイク保険とは、バイク事故を補償する保険です。事故を起こしたときの治療費やバイクの修理費などが補償されます。
バイク保険のポイント
- 治療費や損害賠償金、修理費をカバーできる
- 毎日バイクに乗る人におすすめ
- 任意保険の種類が多いので自分に合った補償を選べる
一緒に検討したほうが良い保険
バイク保険を検討する場合、傷害保険もあわせて検討しましょう。傷害保険は海外でもバイクに乗る人向けで、海外で起こったバイク事故の損害も補償してもらえます。
傷害保険の特徴
保険名 | 特徴 |
---|---|
傷害保険 | 日本や海外でのさまざまなケガを補償 |
バイク保険と傷害保険の比較
バイク保険 | 傷害保険 | |
---|---|---|
国内で起こったバイク事故でのケガ | ○ | ○ |
国外で起こったバイク事故でのケガ | × | ○ |
損害賠償 | ○ | × |
バイクの修理費 | ○ | × |
日本だけでしかバイクに乗らない場合はバイク保険がおすすめです。
バイク保険はこんな人におすすめ
バイク保険はこのような条件に当てはまる人におすすめです。
バイク保険がおすすめな人
- バイク事故の補償プランがほしい人
- 趣味で毎日バイクに乗る人
- 休みの日にツーリングをする人
- 通学や通勤の手段がバイクの人
旅行で1日だけツーリングをする人はドライバー保険がおすすめです。
ドライバー保険とは
補償する期間が短いバイク保険
バイク保険の種類
バイク保険には強制加入の自賠責保険、自由に入れる任意保険があります。
バイク保険の種類
- 自賠責保険:加入が義務づけられている保険
- 任意保険:加入するかは自由に決められる保険
自賠責保険とは
自賠責保険とは、バイクを運転する人が必ず加入する保険です。相手が死亡したり、ケガをした場合に保険金が支払われます。
自賠責保険の保険金(1人あたり)
・相手が亡くなった場合:最高3000万円
・相手がケガをした場合:最高120万円
・相手に後遺障害が残った場合:75万円~4000万円
自賠責保険の補償内容
任意保険とは
任意保険とは、バイクを運転する人が自由に加入できる保険です。任意保険は大きく7つに分けられます。それぞれ給付の条件、補償の目的が異なります。
任意保険の種類
- 対人賠償保険
- 対物賠償保険
- 搭乗者傷害保険
- 自損事故保険
- 無保険車傷害保険
- 車両保険
- 人身傷害補償保険
1.対人賠償保険とは
対人賠償保険とは相手が死亡したり、ケガをした場合に備える保険です。
自賠責保険の補償だけでは賠償金を払えない可能性があります。対人賠償保険に加入して補償を手厚くしましょう。
対人賠償の最高額
平成23年11月1日の横浜地裁の判決により5億843万円の損害賠償金が命じられました。
【参照】保険の窓口インズウェブ!「交通事故の死亡・後遺症賠償額の高額ランキング」
2.対物賠償保険とは
対物賠償保険とは事故で他人の物を壊した場合に備える保険です。ちなみに加入率は任意保険の中でもっとも高い75.1%です。
【参照】損害保険料率算出機構「2020年度版 自動車保険の概要(第Ⅳ部|くるまに関する保険関連の統計)」
物に対する損害賠償金も高額になりやすいので、保険金額を無制限にするのがおすすめです。
対物賠償保険では自賠責保険では補償されない対物への補償があります。
自賠責保険と補償を比較
自賠責保険 | 対物賠償保険 | |
---|---|---|
対人への補償(事故で相手へケガをさせた等) | ○ | ○ |
対物への補償(事故で他人のものを壊した) | × | ○ |
3.搭乗者傷害保険とは
搭乗者傷害保険とは同じバイクに乗っている人が死亡したり、ケガをした場合に備える保険です。自分のバイクに乗っていたすべての人が対象になります。事故の相手から治療費を受けとって場合でも、保険金が支払われます。
4.自損事故保険とは
自損事故保険とは単独で起こした事故に備える保険です。治療費は補償されますが、バイクの修理費などは補償されません。
単独事故とは
電柱にぶつかったり崖に転落するなど、相手がいない事故
5.無保険車傷害保険とは
無保険車傷害保険とは、相手が損害賠償金を支払えない場合に備える保険です。一緒に乗っている家族のケガも補償されます。
6.車両保険とは
車両保険とは自分のバイクの修理代をカバーする保険です。バイクが盗まれた場合は補償されません。
自分のバイクが補償されるのは車両保険だけです。特に修理代が高額になる高級バイクに乗っている人はおすすめです。
7.人身傷害補償保険とは
人身傷害補償保険とは、ケガで働けなくなったときの収入やケガによる入院・手術費用を補償する保険です。自分がケガをした場合は、事故の加害者であっても保険金が支払われます。
バイク保険のメリット
バイク保険のメリットは主に2つあります。
バイク保険のメリット
- メリット1:損害賠償金をカバーできる
- メリット2:ケガや賠償以外の費用も補償される
メリット1:損害賠償金をカバーできる
事故で相手の損害を補償する場合に保険金が支払われます。また相手が損害賠償金を支払えない場合は不足した金額が補償されます。
相手が保険に入っていなかったり、貯金がないと損害賠償金を十分に受けとれません。
十分な賠償金が支払われない例
メリット2:ケガや賠償以外の費用も補償される
弁護士への依頼料もカバーできます。また事故を起こした場合、保険会社に示談交渉を代理で行って貰えます。
バイク保険のデメリット
バイク保険のデメリットは主に2つあります。
バイク保険のデメリット
・デメリット1:保険金を受けとると保険料があがる
・デメリット2:海外の事故は補償されない
デメリット1:保険金を受けとると保険料があがる
事故などで保険金を受けとると等級が下がります。等級が下がると、翌年の保険料は上がります。何度も保険を利用すると、最初のころより保険料がとても高くなる可能性があります。
バイク保険の等級制度
等級とは
事故を起こした回数や事故の内容から、保険料を上げたり下げたりする制度
保険料と事故の費用を比べて、保険を利用するか損害を自分で負担するか決める必要があります。
デメリット2:海外の事故は対象外
バイク保険は日本で起きた事故のみ対象です。そのため海外で事故を起こしてしまった場合は補償されません。
海外でもバイクに乗る人は、海外で事故を起こした場合の補償がある傷害保険がおすすめです。
バイク保険の選び方
バイク保険のプランを選ぶ際にチェックしておきたいポイントを専門家が紹介します。
1.賠償責任補償の充実度
バイク保険で見ておきたいポイントは損害が高額になりやすい対人・対物の賠償補償です。対人の賠償金は1億以上になる可能性があるため、補償金額を1~3億または無制限で備えるのがおすすめです。
余裕があれば対人・対物どちらも無制限プランで備えておくと安心です。
2.付帯サービスがあるか
バイク保険の付帯サービスには、主に示談交渉サービスとロードサービスがあります。示談交渉の仕方がわからない人や壊れたバイクを移動させる手段がない人には助かるサービスです。
バイク保険のサービス
- 示談交渉サービス:相手との示談交渉を保険会社が代行するサービス
- ロードサービス:走行できなくなったバイクを希望地まで送るサービス
バイク保険の主な付帯サービス例
3.保険料の割引があるか
パソコンやスマートフォンから、自分で申し込みをすると保険料が割引されます。インターネットで割引がある「通販型」とお店で申し込む「代理店型」があります。
少しでも保険料を抑えたい人は、通販型があるバイク保険がおすすめです。
4.原付であれば自動車保険のオプションで備えるとお得
原付に乗る人は、自動車保険のオプションであるファミリーバイク特約でバイク事故に備えるのがおすすめです。バイク事故での 賠償金はもちろん、自分への治療費もあわせてカバーできます。
ファミリーバイク特約とは
バイク事故の損害を補償する自動車保険に付帯できる特約(125㏄以下のミニバイクが対象)
1つの特約で「対人・対物」と「傷害」の補償がまとめて持てる上に、バイク保険に比べて保険料が安めです。
また、家族全員が補償の対象になります。
車を持っている家族がいる場合は、ファミリーバイク特約で備えるのがおすすめです。
おすすめのバイク保険まとめ
バイク保険は バイクの事故を補償する保険なので、日々の生活でバイクに乗る人におすすめです。選び方に迷ったら対人、対物の補償額を無制限にすると良いでしょう。
この記事の要点
- バイク保険はバイクの事故を補償する保険
- 対人、対物の補償は無制限プランがおすすめ