この記事では専門家が独自に評価した、60代向けのおすすめ生命保険や、お得で安いプランを男女別に紹介しています。生命保険の必要性や、メリット・デメリット、どんな人におすすめか解説しています。
60代で生命保険に入る場合、どうやって選んだらいいの?
そもそも60代で生命保険に入る必要ってある?
そんなお悩みを解決するために、保険の専門家が10項目以上の観点から比較した60代におすすめの生命保険や、お得で安いプランを紹介します。
60代が備えておきたいリスク
60代は長生きによるリスク対策が必要になる年代です。身体機能は徐々に低下する傾向にあり、三大疾病や生活習慣病のリスクや認知症による介護のリスクもあります。特にがんは60代の死亡原因の一位です。がんのリスクにも充分に備えることをおすすめします。
【出典】厚生労働省「平成29年度患者調査」
【引用】楽天生命・50代60代は保険を見直そう!死亡保険、医療保険、がん保険別のポイント(50代・60代の保険見直しと、新規加入)
60代が備えておきたいリスク
- 長生きによるリスク
- 介護のリスク
- がんのリスク
60代は、長生きによるリスク対策という観点で保険を検討する必要があります。
60代に生命保険は必要なの?
60代の人の多くは定年退職を迎え子供が独立します。退職後の主な収入源が年金の人は、医療費が予想外にかかる場合に備えて医療保険に加入するとよいです。また、がんに罹患した場合は医療費が高くなるため、がん保険をおすすめします。
生命保険の必要性が高い人
- 貯蓄の少ない人
- がんに備えたい人
生命保険は長く続く老後生活に備えて、活用できます。
60代で保険加入するメリット・デメリット
選び方を解説する前に、60代における生命保険のメリット・デメリットを確認しましょう。
60代で保険加入するメリット
生命保険のメリットは主に2つあります。
生命保険のメリット
- メリット1:高額医療費に備えられる
- メリット2:認知症に備えられる
メリット1:高額医療費に備えられる
医療費用の貯蓄が充分にあれば保険に加入する必要はありませんが、入退院を繰り返した場合、医療費用の貯蓄がなくなる可能性もあります。また、充分な貯蓄のない人は、高額な医療費がかかる三大疾病・生活習慣病に備えて保険に加入するとよいです。
メリット2:認知症に備えられる
60代から認知症の罹患率は上昇傾向にあります。保険に加入すれば公的介護保険サービスでは賄えない実費負担分をカバーできます。介護が必要になってからでは加入できない場合もあるので、早めに検討することをおすすめします。
60代で保険加入するデメリット
生命保険のデメリットは主に2つあります。
生命保険のデメリット
- デメリット1:毎月の保険料
- デメリット2:保険料が高い
デメリット1:毎月の保険料
定年を迎え、年金が主な収入源の60代の人にとって毎月の保険料は負担に感じられるかもしれません。しかし60代は三大疾病などの罹患率が高まる年代です。高額な医療費がかかる場合に備えて、無理なく払える保険料の保険に加入するとよいです。
デメリット2:保険料が高い
50代までに保険に加入していた場合と比べて、同じ保障内容でも保険料は高くなります。50代は持病を抱える人も増える傾向にあるので、健康に不安のある人は早めの加入をおすすめします。
60代は年金から保険料を捻出するデメリットよりも、万が一の医療費の保障を受けられるメリットの方が大きいです。
男女で生命保険の選び方は変わる?
生命保険は男性と女性で選ぶ基準は変わりません。どのような点に注意すべきかまとめました。
生命保険の選び方
がんは、60代男女の死因第一位です。病気やケガの保障に加え、がん特約で医療保障を手厚くすることをおすすめします。また、60代から増える傾向にある要支援・要介護や認知症状態に備え、長生きのリスク対策のための保険も選ぶとよいです。
選び方のポイント
- がんに備える
- 要支援、要介護に備える
- 認知症に備える
ライフスタイル別生命保険の選び方
ライフスタイル別に生命保険を選ぶ際にチェックしておきたいポイントを紹介します。
1.独身の場合
死亡保障は、葬式資金が賄える保障を備えておくとよいです。また、病気やケガで入院した場合や、要支援・要介護状態になっても困らないように、介護保険で充分に備えておく必要があります。
選び方のポイント
- 葬式資金
- 要支援、要介護に備える
2.子供がいる場合
60代の多くの人は、子供は大学を卒業し就職しているでしょう。就職して間もなければ子供の生活費を援助している場合もあります。万が一の場合、当面の間の生活費に困らないくらいの保障を備えておくことをおすすめします。
選び方のポイント
- 当面の生活費に備える
3.共働きの場合
夫が定年退職して再就職していても、現役時代と比べて収入は減少しているでしょう。妻がパートで働いている場合、高額な医療費を家計から捻出するのは大きな負担になります。死亡保障に加えて医療費を賄うための手厚い保障を備えましょう。
選び方のポイント
- 高額な医療費に備える
4.シングルマザー・ファザーの場合
60代で子供がいる人のほとんどは、子供は就職しています。養育費・教育費を賄うための高額な死亡保障を備える必要はありません。医療費の保障を手厚くして、病気やケガなどの場合に子供が困らないようにすることが大切です。
選び方のポイント
- 医療費の備えを手厚くする
60代向け生命保険のおすすめプランまとめ
60代は定年退職を迎えます。再就職や年金受給などありますが定年前より収入は減少します。子供は独立しているため高額な手厚い保障は必要はありませんが、保険料の設定は年収の10%以下を目安に加入し、長生きのリスクに備えておくことをおすすめします。
この記事の要点
- 介護に備える
- 入院、通院など医療保障を重視する
- 長生のリスクに備える