差額ベッド代の料金相場はいくら?医療保険でまかなう方法も説明

この記事では、差額ベッド代について紹介しています。差額ベッド代の費用の目安や、差額ベッド代がかかるケース・かからないケース等も紹介しているので、手早く知りたい方々におすすめです。

この記事を監修した専門家

田沼 隆浩

株式会社エコスマート 事業開発責任者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

略歴

2004年から大手保険代理店で保険事業に従事。M&Aを中心に子会社社長などを歴任。2021年より株式会社エコスマートへ事業開発責任者として入社。保険セミナーの実績も多数あり。

差額ベッド代とは?

差額ベッド代は「特別療養環境室」を利用した場合の料金のことです。この病室は、公的医療保険の適用外となり全額自己負担となります。

特別療養環境室は主に次の条件を備えた病室が該当します。

  • 有料病室の病床数(ベッド数)は4床以下
  • 有料病室の面積は患者一人当たり6.4㎡以上
  • 患者のプライバシーを確保できる設備がある
  • 患者個人の私物の収納、照明機器、小机等およびイスの設備があること

ベッド数が4床以下ということは、1人部屋だけでなく2人〜4人程度の部屋もこの病室に該当します。

なお、病院側は院内の受付窓口や待合室のような見やすい場所へ、病室のベッド数・かかる料金をわかりやすく掲示する必要があります。

差額ベッド代の相場(費用)はいくら?

出典:厚生労働省 第528回中央社会保険医療協議会「主な選定療養に係る報告状況」

差額ベッド代の1日の平均費用は6,613円です。

ただし、1人〜4人室ではそれぞれ費用の平均が下表のように異なります(2021年7月1日現在)。

有料病室差額ベッド代(相場)
1人室8,315円
2人室3,151円
3人室2,938円
4人室2,639円
合計6,613円

複数人での使用が想定されている病室ならば、差額ベッド代の費用は軽減される傾向があります。

差額ベッド代がかかるケース・かからないケース

病院からの説明を受けて同意書にサインした場合、差額ベッド代はかかりますが、緊急に利用する必要のあったとき等は差額ベッド代がかかりません。

差額ベッド代がかかるケース

患者自身の希望があり、同意書にサインした場合に、差額ベッド代が発生します。

同意書にサインする前に、不明な点があれば遠慮なく病院側へ質問しておきましょう。

差額ベッド代がかからないケース

差額ベッド代がかからないケースは次の通りです。

  • 患者に同意を得ないまま(同意書にサインしないまま)利用させた
  • 救急搬送された等、治療上必要と医師が判断し病室を利用させた
  • 院内感染を防止するため隔離する必要があった
  • 同意書にサインさせたものの説明がない、または説明が不十分だった

差額ベッド代がかかる病室を利用したくない場合、明確に利用の拒否を病院側へ伝えましょう。

差額ベッド代を「医療保険」でカバーできる

生命保険会社が販売している医療保険に加入していれば、受け取った給付金で差額ベッド代の負担を賄うことができます。

特に入院給付金は病院の入院時、大部屋を利用しても、差額ベッド代が発生する病室を利用しても、問題なく受け取れる給付金です。

入院が必要な時は個室がいいと思う人なら、事前に生命保険会社の医療保険へ加入しておいた方が、医療費負担の軽減につながります。

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