100万円を借りる方法は?ケース別の借入方法と損しないための注意点
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高額な商品の購入や結婚式など理由はさまざまですが、「100万円が必要」という状況になるケースは少なくありません。まとまったお金を用意できなくて困っている方もいるのでは…?目的や状況により検討すべき借入方法は異なりますが、即日に借りたいなら消費者金融一択です。
本記事では、その他目的別に100万円を借りる方法を解説します。あわせて、100万円を借りるための条件や注意点も説明するので参考にしてくださいね。
100万円を借りる4つの方法
100万円が必要な状況になったときに検討したい4つの方法は以下のとおり。
借入方法 | 金利(年率) | 融資スピード | 使い道 |
---|---|---|---|
消費者金融カードローン | 3.0~18.0%程度 | 最短即日 | 原則自由 |
銀行カードローン | 3.0%~14.0%程度 | 最短翌営業日 | 原則自由 |
フリーローン | 4.0%~14.0%程度 | 1~2週間程度 | 原則自由 |
目的ローン | 目的によるが比較的低金利 | 1~2週間程度 | 決まっている |
使い道などによって選ぶべき手段は異なります。目的別に、検討すべき借入方法を解説していきますね。
即日に借りるなら消費者金融一択
100万円を借りる4つの方法を紹介しましたが、最短即日融資が可能なのは消費者金融カードローンだけです。
消費者金融カードローンとは
利用限度額の範囲で繰り返し借入ができる個人向けローンのうち、消費者金融が提供するもの
多くはインターネットから24時間申込でき、契約まで来店は不要。契約後はローンカードが届くのを待たず振込融資を受けられるケースが多いので、借入までがスムーズです。早ければ、申込から最短3分で借入ができます。あらかじめ決められた利用限度額の範囲なら追加借入が自由にできるので、再度お金が必要になった場合も対応できますよ。
注意点は、銀行が提供するカードローンと比べて金利が高いこと。消費者金融カードローンの上限金利の相場は年18.0%程度です。ただし、利息制限法により借入金額に応じた上限金利が決められており、100万円以上借りる場合は最高でも年15.0%です。
さらに、大手消費者金融の多くは無利息サービスが利用できるので、借入期間によってはむしろ利息額が少なくなるケースも。無利息サービスとは、無利息期間内に返済すれば利息が0円になるもので、契約が初めての方に適用されます。ここでは、融資スピードが早く利便性も高いおすすめの大手消費者金融3社を紹介します。
消費者金融カードローン名 | 金利(年率) |
---|---|
アコム | 3.0%~18.0% (利用限度額100万円超の場合は7.7%~15.0%) |
プロミス | 4.5%~17.8% |
アイフル | 3.0%~18.0% |
アコム
実質年率 | 3.0%~18.0% |
---|---|
限度額 | 800万円 |
審査時間 | 最短20分 |
融資時間 | 最短20分 |
三菱UFJフィナンシャルグループのアコムは、大手消費者金融の中でも利用者数が多く、2024年時点では170万人以上!アプリからカードなしで利用可能でサービスも充実、「最大30日間金利0円」でコンビニ利用も可能!
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- 来店不要で最短20分融資が可能
- 原則、在籍確認なしのため、周囲に知られにくい(※)
- アプリ充実!カードなしで利用可能
プロミス
実質年率 | 4.5~17.8% |
---|---|
限度額 | 500万円 |
審査時間 | 最短3分 |
融資時間 | 最短3分 |
SMBCコンシューマーファイナンスの「プロミス」は、はじめての人なら30日間の利息が0円、WEB完結なら郵送物なしのカードローンです。WEBなら最短3分で融資可能、24時間申込可能なアプリも充実しています!
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アイフル
実質年率 | 3.0%~18.0% |
---|---|
限度額 | 800万円 |
審査時間 | 最短18分 |
融資時間 | 最短18分 |
テレビCMや街中の広告でおなじみのカードローンで、最短18分融資も可能。周囲にバレないための工夫を色々してくれる、利用者に寄り添ったカードローンです。利便性も高く、満足度に定評のある消費者金融です。
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低金利で借りたいなら銀行カードローン
銀行カードローンは、メガバンクやネット銀行、地方銀行などが提供するカードローンです。消費者金融よりも低金利なのが魅力。他の条件が同じだとすれば、低金利のほうが利息額は少なくなります。銀行のその他サービスを利用していれば、金利優遇が受けられる場合も。例えば、みずほ銀行カードローンでは、住宅ローンを契約している場合に金利が年0.5%引き下げられます。
一方で、即日融資を行っていない点には注意が必要。銀行も来店不要で手続きできるケースが多いですが、借入は早くとも翌日以降です。土日祝日など銀行の休業日をはさむ場合はさらに日数がかかるので注意してくださいね。ここでは、銀行カードローンのなかでも利便性が高くおすすめの3社をご紹介。
項目 | 楽天銀行 スーパーローン | みずほ銀行 カードローン | バンクイック |
---|---|---|---|
金利(年率) | 1.9%~14.5% | 2.0%~14.0% | 1.8%~14.6% |
金利(利用限度額100万円未満の場合) | 年14.5% | 年14.0% | 年13.6%~14.6% |
金利(利用限度額100万円の場合) | 年8.6%~14.5% | 年12.0% | 年13.6%~14.6% |
楽天銀行スーパーローン
楽天会員におすすめしたいのが、楽天銀行スーパーローン。楽天会員ランクによる審査優遇を受けられるのが特徴です。楽天経済圏で利用実績を積んでいれば、審査に通過する可能性を高められます。
※ 必ずしもすべての楽天会員が審査の優遇を受けられるとは限りません。
楽天銀行スーパーローンの特徴
・楽天会員ランクに応じて審査の優遇がある
・楽天銀行口座なら24時間即時に振込
・常設の入会特典キャンペーンあり
・金利優遇キャンペーンが開催されることも
楽天銀行口座を持っている方も持っていない方も、24時間インターネットから申込ができ、来店は一切不要。口座がない方は、普段使っている銀行で振込融資を受けることも可能です。楽天銀行口座があれば、24時間即時に振り込まれるため、急な出費にも慌てません。
また、最大31,000ポイントがもらえる常設の入会&利用特典に加えて、定期的に金利引き下げキャンペーンが開催されるのも楽天銀行スーパーローンならでは。年に数回行われる金利半額キャンペーンを利用すれば、年1.9%~14.5%から年0.95%~7.25%にまで下がります。100万円を年14.5%で30日間借りると11,917円の利息がかかるのに対し、年7.25%なら5,958円。5,959円も利息を抑えられます。入会特典をあわせれば、さらに負担を減らせますね。
みずほ銀行カードローン
みずほ銀行カードローンは、年2.0%~14.0%で借入できるカードローン。利用限度額100万円の場合の金利が年12.0%と低めです。
みずほ銀行カードローンの特徴
・住宅ローンの契約で年0.5%引き下げ
・キャッシュカードでも借入できる
・24時間いつでも借入・返済できる
みずほ銀行には、住宅ローン利用による金利優遇があります。カードローンの契約店で住宅ローンを利用している場合、年0.5%引き下げられ、年1.5%~13.5%に。利用限度額が100万円未満でも年13.5%なので安心ですね。
「キャッシュカード兼用型」と「カードローン専用型」の2種類からカードが選べるのも特徴です。兼用型なら、キャッシュカードで借入できるため、家族や周囲にバレるリスクを減らせますよ。24時間インターネットから申込でき、来店の必要はありません。契約後は、みずほダイレクトを利用して原則として24時間借入・返済が可能。利便性の高いカードローンです。
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック
三菱UFJ銀行カードローン バンクイックは、三菱UFJ銀行が提供するカードローンです。銀行でありながら、平日・土日にかかわらず24時間いつでも申込でき、WEBで手続きが完結します。
三菱UFJ銀行カードローン バンクイックの特徴
・返済日を自由に決められる
・無料で使えるATMが多い
・毎月1,000円から返済できサポートも充実
バンクイックは、返済のしやすさが魅力。返済期日は「35日ごとのご返済」と「毎月ご指定日にご返済」から選べます。指定日の返済なら、日にちを自由に決められるので、給料日後すぐに設定することも可能。
毎月1,000円~と最小返済金額が低め、また返済日前にメールでお知らせしてくれるサービスも利用できます。さらに、手数料をかけず借入・返済できるので、余計な負担も増えません。
手数料無料で利用できるATM
・三菱UFJ銀行ATM
・セブン銀行ATM
・ローソン銀行ATM
・イーネット銀行
追加借入しないならフリーローン
フリーローンは、カードローンと同様に使い道が決められていない個人向けローンのこと。カードローンとの違いは、融資金が一括で入金される点です。
・カードローン:利用限度額の範囲内で自由に借入をする
・フリーローン:融資金が一度に入金される
フリーローンでお金を借りた場合、その後の追加借入はできません。仮に、フリーローンで50万円を借りて、さらに追加で30万円が必要になった場合は、再度申込手続きをして審査に通る必要があります。ではなぜフリーローンがおすすめなのか?それは、カードローンよりも低金利で借りられるケースが多いから。
銀行名 | フリーローン(年率) | カードローン(年率) |
---|---|---|
イオン銀行 | 3.8%~13.5% | 3.8%~13.8% |
三井住友銀行 | 5.975% | 1.5%~14.5% |
住信SBIネット銀行 | 3.775%~12.0% | 1.59%~14.79% |
融資金が一括で入金される=借りすぎの心配もありません。そのため、追加借入の必要がない方はフリーローンも検討しましょう。
ただし、フリーローンはカードローンと比べて融資スピードが遅いです。融資までは通常2週間程度、申込内容や審査の状況によっては1ヶ月かかることも。銀行によって融資までかかる時間が変わるので、事前によく確認してくださいね。
使い道が決まっているなら目的ローン
100万円の使い道が明確なら、カードローンよりも目的ローンを検討すべきです。理由は単純で、目的が決まっているローンのほうが金利が低いから。
目的ローンは、決められた使い道以外には充てられませんが、100万円の借入も十分に可能。使いすぎる心配もありません。契約書や見積書などの使途を証明する書類の提出は必要ですが、使い道が明確な分カードローンよりも100万円を借りるハードルは低いです。
ただし、目的ローンはフリーローンと同様に融資スピードが遅め。日数がかかる点には注意しましょう。主な目的ローンと金利の目安は以下のとおりです。
種類 | 金利相場(年率) |
---|---|
住宅ローン | 0.3%~0.5%(変動金利) |
マイカーローン | 1.0%~5.0% |
教育ローン | 3.0%~4.0% |
医療ローン | 3.0%~8.0% |
ブライダルローン | 5.0%~13.0% |
住宅ローン
住宅ローンとは、マイホームを購入するときなどに利用できるローンです。新築だけでなく中古物件も対象であり、増改築や改装費用、借り換え費用にも充てられます。
住宅ローンは、長期にわたり返済していかなくてはならないもの。そのため、万一に備えて団体信用生命保険に加入します。ほとんどの銀行では団信への加入が必須であり、審査に通過できないと住宅ローンの契約自体ができないため注意が必要です。
団体信用生命保険とは
住宅ローンの債務者が返済期間中に死亡または高度障害状態になったときに、保険会社が代わりに住宅ローンの残高を払ってくれる保険のこと
マイカーローン
マイカーローンは、自動車・バイクの購入や修理、車検費用などに充てられる目的ローンです。年1.0%~5.0%程度で融資が受けられます。
取引先 | 金利(年率) | 限度額 |
---|---|---|
損保ジャパン | 1.9%~3.95% (エコカー割年1.4%~3.45%) | 20万円~1000万円 |
三菱UFJ銀行 | 1.50%~2.45% | 50万円~1,000万円 |
三井住友銀行 | 4.475% (住宅ローンとセットで年1.5%優遇) | 10万円~300万円 |
横浜銀行 | 0.9~2.4% | 10万円~1,000万円 |
年収200万円以上、勤続年数1年以上など制限がある銀行もあり、条件を満たさないとそもそも申込ができません。個人間売買は対象外になるなど条件が決まっているので、しっかり確認しましょう。
マイカーローンには、銀行が提供するもの以外にディーラーローンもあります。ディーラーローンは、ディーラーで直接契約できるので手間がかからないのが特徴。ただし、銀行よりも金利は高めです。所有権がディーラー側にあるので、譲渡などの手続きが面倒になりやすい点なども踏まえて検討してくださいね。
教育ローン
教育ローンは、入学金や授業料、予備校や塾の費用などに充てられるローンです。幼稚園にも利用できるものや通学に必要となる物件の敷金・礼金に充てられる場合も。条件は銀行によって異なるので確認しましょう。
銀行名 | 金利(年率) | 限度額 |
---|---|---|
楽天銀行 | 固定:3.900% 変動:年3.222% (提携校は金利優遇あり) | 10万円~500万円 |
三井住友銀行 | 変動:3.475% (住宅ローンとセットで0.5%優遇) | 10万円~300万円 |
イオン銀行 | 変動:2.8%~3.8% | 10万円~500万円 |
金利は年3.0%~4.0%程度と低めです。ただし、学費で100万円が必要な場合にまず検討すべきなのは奨学金です。また、国の教育ローンも年1.95%と低金利なので、慎重に検討してくださいね。
医療ローン
医療行為を受ける際に利用できるのが医療ローンです。メディカルローンとも言います。
・先進医療治療
・不妊治療
・入院
・検査
・出産
・インプラント
・レーシック
・脱毛
・美容整形など
病気やケガでかかった医療費だけでなく、脱毛や美容整形などに充てることも可能です。
医療ローンには、銀行が提供するものと、病院と提携する信販会社のものがあります。信販会社のローンは、病院ですぐに手続きできるのがメリット。手間はかかりませんが、金利は高い傾向にあるので注意しましょう。
ブライダルローン
銀行が提供するブライダルローンのほかに、式場と提携する信販会社のものもあります。式場に直接融資金を支払ってくれるものもあるので、手間がかからないのが魅力。銀行と比べると金利が高いケースも多いので、慎重に検討しましょう。
カードローンで100万円を借りるための条件
100万円を借りるには、各ローンの申込条件を満たすことは必須条件です。前提なので、ここでは省きますね。申込条件をクリアする以外に、100万円を借りるために必要な条件は主に以下の3つです。
・年収が300万円以上
・収入証明書類の提出
・在籍確認をクリアする
年収が300万円以上
100万円借りるには、少なくとも年収300万円が必要です。これは、貸金業法の「総量規制」というルールによるもの。
総量規制とは
貸金業者に、申込者の年収の3分の1を超える貸付の禁止を義務付けているルールのこと
私たちが貸金業者からお金を借りる際は、年収の3分の1までしか借入ができません。貸金業者って何?と思った方もいるでしょう。具体的には、消費者金融やクレジットカード会社などが該当します。つまり、消費者金融カードローンで100万円を借りるには、年収300万円以上が必須となるわけです。
銀行カードローンなら年収300万円以下でも借りられるの?と気になった方もいますよね。確かに、銀行は貸金業者ではないため、総量規制のルールは適用されません。ただし、銀行も、返済してくれない人に貸付をするわけにいかないのは消費者金融と同じです。年収に対する借入額が多くなるほど返済してもらえないリスクが高くなるので、各銀行が独自の基準を設けています。
そのため、銀行カードローンでも300万円以上の年収がないと、100万円借りるのは難しいです。
収入証明書類の提出
カードローンを利用する際には、本人確認書類が必要です。加えて、借入希望額が50万円以上を超える場合は、多くの場合、収入証明書類を提出しなければなりません。借入を急ぐ方は、あらかじめ用意しておきましょう。書類の例は以下のとおりです。
項目 | 代表書類の一例 |
---|---|
本人確認書類 | ・運転免許証 ・個人番号カード ・住民基本台帳カード ・特別永住者証明書 ・在留カードなど |
収入証明書類 | ・源泉徴収票 ・給与明細書 ・確定申告書・青色申告書 ・住民税決定通知書・納税通知書 ・所得証明書など |
在籍確認をクリアする
カードローンの審査では、必ず在籍確認が行われます。
在籍確認とは
申込者が申告した勤務先に勤めているかを電話などで確認する手続きのこと
なぜ在籍確認が必要なの?と気になる方もいますよね。仮に申込者が嘘の勤務先を申告していて、カードローン会社が在籍確認を行わなかった場合、返済能力を超える融資を行ってしまう可能性があるからです。カードローン会社が適正な融資を行うためには、申込者が申告したとおりの勤務先に勤めているかを確認する必要があるのですね。
ただし、消費者金融では電話での確認を書類に代えて行うケースもあります。そのため、場合によっては職場への電話を避けることも可能です。また、電話で在籍確認が行われた場合も、基本的にカードローンの利用が職場にバレる確率は低いです。なぜならカードローン会社は、申込者のプライバシーに配慮しなければならないから。そのため、電話で「カードローン利用の件です」などと伝えられることはありません。
100万円を借りるときの返済額
100万円を借りたときに、具体的にどの程度利息がかかるのかイメージしにくいですよね。100万円を借りる場合、金利は最高でも年15.0%です。
ここでは、金利年12.0%・15.0%で100万円を借りた場合の毎月の返済額・利息額を、みずほ銀行の返済シミュレーションを使って試算しました。見てわかる通り、返済期間を長くするほど毎月の負担は減り、利息額は増えます。各カードローン会社がシミュレーションツールを提供しているので、活用してくださいね。
〇金利年12.0%のケース
返済期間 | 毎月の返済額 | 利息額 |
---|---|---|
1年 | 97,418円 | 71,609円 |
2年 | 49,374円 | 135,612円 |
3年 | 34,343円 | 202,017円 |
4年 | 27,038円 | 270,808円 |
5年 | 22,745円 | 341,951円 |
〇金利年15.0%のケース
返済期間 | 毎月の返済額 | 利息額 |
---|---|---|
1年 | 99,091円 | 90,013円 |
2年 | 50,925円 | 171,264円 |
3年 | 35,894円 | 256,266円 |
4年 | 28,617円 | 344,962円 |
5年 | 24,362円 | 437,305円 |
100万円を借りるときの注意点
100万円というまとまった金額を借りる場合、注意すべき点も多いです。以下の点を理解したうえで申込しましょう。
・利用限度額が100万円以下になる場合もある
・100万円以上借りれば金利が下がる場合がある
・複数社に同時に申込しない
・毎月の返済額を下げすぎない
利用限度額が100万円以下になる場合もある
カードローンの利用限度額は、10万円~800万円といったように幅をもたせて設定されています。そのため、高額融資も可能です。しかし、カードローンの利用限度額は審査により決まるため、100万円以下になる場合もあります。特に、利用実績がない初めての契約では、利用限度額は低くなりやすいのが実情。なかには、初回の限度額を最高50万円に制限しているカードローンもあります。
基本的に、希望借入額が大きくなるほど審査のハードルは高くなります。カードローン会社からすると、貸す金額が大きいほどリスクが増えるので、審査に慎重になるのは当然ですよね。
100万円以上借りれば金利が下がる場合がある
カードローンの金利は、利用限度額に応じて変わります。三井住友カード カードローンの金利を例にみてみましょう。
利用限度額 | 金利(年率) |
---|---|
50万円以下 | 15.0% |
60万円~100万円 | 12.4% |
110万円~290万円 | 9.8% |
300万円~490万円 | 7.8% |
500万円~690万円 | 4.5% |
700万円~890万円 | 3.5% |
900万円 | 1.5% |
参照先:三井住友銀行
利用限度額100万円なら金利年12.4%であるのに対し、110万円になると年9.8%と大きく下がります。100万円を金利年12.4%で30日間借入した場合の利息は10,191円ですが、年9.8%だと8,860円です。100万円以上借りたほうが負担を減らせるケースもあることを理解しておいてくださいね。
とはいえ、利用限度額が高くなれば借りすぎるリスクは増えます。また、上で説明したとおり借入希望額が高いほど審査に通るのは難しくなるので要注意です。
複数社に同時に申込しない
100万円がどうしても必要な場合も、1社ずつ申込しましょう。ローンに申込をすると、その履歴が信用情報機関に6ヶ月間保管されます。ローン会社が信用情報を照会した際に、複数社に申込していることが分かると、「生活が苦しいのでは?」という印象を持たれ、審査結果に影響を与える可能性があります。
申込をした履歴がまだ信用情報に反映されていないタイミングで次のローンに申込すれば、影響はありません。ただし、信用情報は常に更新されています。信用情報機関のひとつであるCICによると、貸金業法にもとづく信用情報は「新規契約および内容変更のあった時から最大で翌日まで」に更新されます。
申込履歴があるだけで落ちるわけではありませんが、複数社に同時に申込していると、延滞などの金融トラブルを起こしていなくても審査落ちしてしまうことがあるので注意してくださいね。
毎月の返済額を下げすぎない
毎月の返済額はカードローンにより異なります。決められた最低金額以上であれば、いくらでも返済できる仕組みです。
カードローン名 | 最低返済額 | 最低返済額(借入残高が100万円の場合) |
---|---|---|
アイフル | 4,000円 | 26,000円 |
プロミス | 1,000円 | 26,000円 |
楽天銀行スーパーローン | 2,000円 | 15,000円 |
みずほ銀行カードローン | 2,000円 | 10,000円 |
バンクイック | 1,000円 | 20,000円 |
返済額が少なければ、毎月の負担は当然少なく済みます。しかし、返済額が少ないと元金が減りにくく、返済が長引くため注意が必要。利息は日ごとにかかるため、返済が長期化するほど負担が大きくなります。
みずほ銀行カードローンのシミュレーションで試算してみましょう。100万円を金利年14.0%で借りたとします。毎月の返済額が40,000円なら返済回数は32回、利息額は205,790円です。一方、毎月の返済額を20,000円に下げると、返済回数は79回、利息額は537,829円にもなります。
100万円借入するのは難しい?ケース別に解説
100万円借りるためには、年収300万円程度の収入が必要となります。そのため、無職や専業主婦、学生、アルバイトの方が100万円を借りるのは基本的には難しいです。ただし、少額なら借りられる可能性があります。
項目 | 借入できる可能性 |
---|---|
アルバイト・パート | 条件を満たせばカードローンが利用可能 |
専業主婦 | 消費者金融の利用は難しいが、銀行によっては配偶者に安定した収入があれば利用可能 |
学生 | ・少額なら消費者金融で借入できる可能性はある ・学生専用の学生ローンも検討する |
無職 | ・カードローンの利用は難しい ・総合支援資金などの公的制度を検討する |
基本的に、収入がないとローンは利用できません。ただし、専業主婦の場合は、配偶者に安定した収入があれば利用できる場合があります。例えば、イオン銀行カードローンは専業主婦でも申込が可能です。
パート、アルバイト、自営業者、専業主婦(夫)の方もお申込みいただけます。学生の方はお申込みいただけません。
商品概要 |カードローン|カードローン・各種ローン|イオン銀行
ただし、イオン銀行カードローンの場合、専業主婦の利用限度額は最高50万円(通常は10万円~800万円)です。学生が利用できる学生ローンに関しても、利用限度額は一般的に最高50万円程度に設定されています。
無職の方は、失業した方向けの総合支援資金など、公的制度の利用を検討しましょう。