生命保険の申込者データ
集計期間
男女の比率
- 男性
- 49.2%
- 女性
- 50.8%
年代別の割合
月払い保険料の平均
払込方法が「月払」の方のみ対象
| 年代 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 20代以下 | 3,625円 | 6,892円 |
| 30代 | 5,357円 | 3,442円 |
| 40代 | 5,230円 | 9,202円 |
| 50代 | 8,885円 | 7,156円 |
| 60代 | 8,583円 | 7,389円 |
| 70代 | 10,783円 | 8,231円 |
| 80代 | 10,775円 | 10,921円 |
申し込んだ方の男女比は、女性 50.8%・男性 49.2%。女性のほうが多いんですよ。
年代別にみると、いちばん多いのは 70代(44.0%)。次に多いのは 60代(17.8%)です。
月払い保険料の平均は、男性 8,592円・女性 7,962円 でした。保険選びの参考にしてみてくださいね。
よくある質問
- 生命保険はどうやって選べばいいですか?
- 加入の目的(遺された家族の生活費・葬儀費用・教育費など)を決め、公的保障で足りない分を必要保障額として設定するのが基本です。そのうえで目的に合う種類を選び、同じ種類の商品どうしで保険料と保障内容を比較しましょう。選び方の手順は本ページの記事部分で詳しく解説しています。
- 終身保険・定期保険・収入保障保険はどう使い分けますか?
- 終身保険は一生涯保障が続くため葬儀費用や相続対策に、定期保険は子育て期間など一定期間の大きな保障を割安な保険料で確保したい場合に向いています。収入保障保険は保険金を毎月の給与のように受け取る形で、遺された家族の生活費に合理的に備えられます。
- このランキングは何を根拠にしていますか?
- 当サイト経由の各商品の申込件数をもとに順位を決定し、定期的に更新しています。特定の保険会社から対価を得て順位を操作することはありません。
生命保険を選ぶ前に知っておきたいこと
この記事では、保険の専門家が生命保険の仕組みや種類、メリット・デメリットをわかりやすく解説しています。それぞれの種類がどんな人におすすめかも紹介します。
生命保険を探していると、こんなお悩みありませんか?
保険料を抑えて大きな保障を持つには、どの種類を選べばいいの?
そもそも入る必要があるのか知りたい
そんなお悩みを解決するために、この記事では保険の専門家が生命保険の4つのグループ(死亡保険・生存保険・生死混合保険・医療・介護保険)ごとの特徴と、4つのメリット・3つのデメリット、どんな人にどの種類がおすすめかを解説します。
生命保険の種類の違いから選び方の手順、年代別のポイントまで、この記事で一通りわかるように構成しています。
この記事を監修した専門家
株式会社エコスマート
事業開発責任者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士
田沼 隆浩
2004年から大手保険代理店で保険事業に従事。M&Aを中心に子会社社長などを歴任。2021年より株式会社エコスマートへ事業開発責任者として入社。保険セミナーの実績も多数あり。
田沼 隆浩のプロフィールを見る生命保険はどれがいい?選び方を5ステップで解説
生命保険選びで大切なのは、商品名から探すのではなく「目的→種類→比較」の順番で絞り込むことです。次の5つのステップで考えると、自分に合う保険を見つけやすくなります。
生命保険の選び方5ステップ
- ステップ1:加入の目的を決める
- ステップ2:公的保障で足りない分を把握する
- ステップ3:目的に合う保険の種類を決める
- ステップ4:保険期間と保障額を決める
- ステップ5:同じ種類の商品どうしで比較する

ステップ1:加入の目的を決める
生命保険に入る目的は、大きく「死亡に備える」「病気・ケガに備える」「貯蓄を兼ねる」の3つに分かれます。目的が複数ある場合は、1つの保険でまとめようとせず、目的ごとに分けて考えると保障の過不足を防ぎやすくなります。
ステップ2:公的保障で足りない分を把握する
民間の生命保険は、公的保障で足りない分を埋めるのが基本の考え方です。万が一のときに遺族が受け取れる遺族年金や、医療費の自己負担に上限を設ける高額療養費制度など、公的保障は意外と手厚くあります。
死亡保障の必要額は「将来の生活費・教育費などの支出 −(遺族年金+配偶者の収入+貯蓄)」という引き算で考えます。遺族年金でいくら受け取れるかは、遺族年金はいつまでもらえる?対象者と金額で確認できます。医療費の自己負担額は高額療養費シミュレーターで試算できます。
ステップ3:目的に合う保険の種類を決める
目的が決まったら、それに合う保険の種類を選びます。死亡への備えなら終身保険・定期保険・収入保障保険、貯蓄を兼ねるなら終身保険・個人年金保険・学資保険、病気やケガへの備えなら医療保険・がん保険が候補になります。各種類の特徴は生命保険の種類一覧で解説しています。
ステップ4:保険期間と保障額を決める
同じ死亡保障でも「子どもが独立するまで」なら期間限定の定期保険や収入保障保険、「葬式費用として一生涯」なら終身保険と、目的によって適切な保険期間が変わります。保障額はステップ2で把握した不足分に合わせ、必要以上に大きくしないことが保険料を抑えるポイントです。
ステップ5:同じ種類の商品どうしで比較する
最後に、同じ種類の商品どうしで保険料と保障内容を比較します。終身保険と定期保険のように種類が違う商品を並べても、保険料の差は当然で比較になりません。種類を揃えたうえで比較するのが鉄則です。
種類ごとの比較は、終身保険の人気ランキング・定期保険の人気ランキング・収入保障保険の人気ランキングが参考になります。
迷ったら「どのリスクに一番備えたいか」を最初に決めましょう。目的が決まれば、種類はほぼ自動的に絞られます。
生命保険とは?死亡保険との違いも解説
生命保険とはヒトの生命や病気、ケガなどを保障する保険です。万が一の場合にまとまったお金を受け取れるため、本人や家族のための備えとして活用できます。
なお、広い意味では、死亡・病気・ケガなどヒトに関する保険の総称が「生命保険」で、死亡したときに保険金を受け取れる「死亡保険」はその中の1つの分類です。日常会話では「生命保険=死亡保険」の意味で使われることもありますが、この記事では総称として扱います。医療保険との違いは生命保険と医療保険はどう違う?で詳しく解説しています。
生命保険のポイント
- 死亡、病気、ケガなどを保障する保険
- 貯蓄ができる生命保険もある
- 生命保険に加入すると税控除が受けられる
生命保険の仕組みと役割
生命保険は相互扶助で成り立っています。相互扶助とは、加入者がお金を出しあって困った人を支える仕組みです。

一緒に検討したほうが良い保険
生命保険を検討する場合、損害保険、少額短期保険もあわせて検討しましょう。損害保険にはケガの保障をする保険もあります。少額短期保険はペットの病気や登山での遭難に備える保険などがあります。
損害保険と少額短期保険の特徴
| 保険名 | 特徴 |
|---|---|
| 損害保険 | モノが対象の保険 |
| 少額短期保険 | 1年または2年限定のミニ保険 |
少額短期保険は、安い保険料で保障を持ちたい人におすすめです。
生命保険は必要?いらない人・必要性が高い人
日本では2人以上世帯の約9割(89.2%)が生命保険に加入しています(生命保険文化センター「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査」)。ただ、生命保険は全員に必要なわけではありません。「自分に万が一のことがあったとき、経済的に困る家族がいるか」「困ったとき貯蓄でまかなえるか」の2つで判断するのが基本です。
生命保険の必要性が高い人
必要性が高い人
- 配偶者や子どもなど扶養している家族がいる人
- 収入や貯蓄が少なく、入院や収入減を貯蓄でまかなえない人
- 住宅ローンなど大きな負債がある人
- 自営業・フリーランスなど会社員より公的保障が薄い人
特に、収入を支える人に万が一のことがあると遺族の生活費・教育費が長期にわたり不足します。公的な遺族年金だけでは足りない分を死亡保険で備えるのが典型的な使い方です。
生命保険の優先度が低い人
優先度が低い人
- 万が一の費用と遺族の生活費を十分にまかなえる貯蓄がある人
- 扶養している家族がおらず、死亡保障を遺す相手がいない人
ただし、死亡保障の優先度が低い人でも、病気・ケガによる医療費や働けない間の収入減のリスクは残ります。「死亡保険は持たず、医療保険だけ検討する」という選び方もできます。
保険は「入るほど安心」ではなく、必要な分だけ持つのが正解です。不要と判断できるなら、その分を貯蓄や投資に回すのも合理的な選択です。
生命保険の種類一覧|4つのグループを比較
生命保険は、その役割によって4つのグループに分類されます。それぞれ保障内容が異なります。
| グループ | こんな人向け |
|---|---|
| 死亡保険 | 遺族の生活費・葬式費用に備えたい人 |
| 生存保険 | 老後資金・教育資金を積み立てたい人 |
| 生死混合保険 | 保障と満期金の両方が欲しい人 |
| 医療・介護保険 | 病気・ケガ・介護に備えたい人 |
生命保険の主な種類
- グループ1:死亡保険
- グループ2:生存保険
- グループ3:生死混合保険
- グループ4:医療・介護保険
死亡保険
死亡保険は万が一のときにまとまったお金を受け取れる保険です。万が一とは死亡・高度障害状態になったときを指します。
高度障害状態とは
両眼とも失明した、両手・両足を失ったなどの重い障害状態

死亡保険は葬式費用の準備や相続財産として活用できます。
死亡保険は保険期間などにより4種類にわかれます。
保険期間とは
保険の契約が続く期間
死亡保険の種類
- 終身保険
- 定期保険
- 収入保障保険
- 変額保険
終身保険とは
終身保険は死亡保障が一生続く保険です。保険料が変わらない、保険料が高い、一生続けられる、積み立て型の保険という特徴があります。

終身保険の特徴
- 高い保険料:定期保険より高いです。
- 無期限:同じ保険料で一生続けられます。
- 積み立て:解約返戻金があります。
解約返戻金とは
保険の解約時に受け取れるお金
終身保険は貯蓄と保障どちらも欲しい人におすすめです。また葬式費用の保障として持つなら終身保険が良いでしょう。
終身保険がおすすめな人
- 掛け捨てがもったいないと感じる人
- 死亡保障を持ちつつ貯蓄もしたい人
- 葬式代として備えたい人
終身保険は貯蓄の機能を持っていることから、学資保険の代わりにもなります。
終身保険の人気ランキング・比較。終身と定期で迷う場合は終身保険と定期保険の違い。
定期保険とは
定期保険は死亡保障が決められた期間続く保険です。更新ができますが保険料は上がります。保険料が安い、期間限定、掛け捨てという特徴があります。
更新とは
保険契約が満了するときに保障を継続できる制度
掛け捨てとは
支払った保険料が戻らない

定期保険の特徴
- 安い保険料:終身保険より安い保険料
- 期間限定:5年、10年など決められた期間のみ保障
- 更新:契約更新ができる
- 掛け捨て:ほとんどが積み立てではない保険
定期保険は住宅ローンを組もうとしている人、小さい子どもの養育費の保障プランを考えている人向けです。目的によっては収入保障保険を検討した方が良いです。
定期保険がおすすめな人
- 住宅ローンを組む人
- 小さい子どもがいる人
定期保険は2,000万円、3,000万円など大きな保障を安い保険料で持てますので、若い人におすすめです。
収入保障保険とは
収入保障保険は死亡保障が決められた期間続く保険です。更新ができず保障が少しずつ減っていきます。保険料がとても安い、期間限定、掛け捨てという特徴があります。

収入保障保険の特徴
- とても安い保険料:定期保険よりもさらに安い保険料
- 保障が減る:年数の経過で下がっていく保障
- 期間限定:60歳まで・65歳までなど、契約時に定めた年齢または年数までの保障
- 更新:契約更新はできない
- 掛け捨て:ほとんどが積み立てではない保険
収入保障保険は、子どもが成人するまでの保障を考えてつくられています。そのため小さい子どもがいる人におすすめです。

収入保障保険がおすすめな人
- 子どもが成人するまでの保障を安い保険料で持ちたい人
必要な保障額を最低限持てれば良い人におすすめです。
変額保険とは
変額保険は、株式や債券を中心に保険料を運用し、運用実績によって保険金や解約返戻金が変動する保険です。運用実績にかかわらず、死亡保険金・高度障害保険金には基本保険金額が最低保証されますが、解約返戻金には最低保証がなく、支払った保険料の総額を下回ることがあります。保険期間には有期型と終身型があります。
生存保険
生存保険は、満期まで生存していた場合に保険金を受け取れる、貯蓄性を重視した保険です。老後資金をつくる個人年金保険と、教育資金をつくる学資保険が代表です。

満期とは
保険の契約が終わるタイミング
銀行に預けるより利回りが高い場合が多いので貯蓄をしたい人におすすめです。
個人年金保険とは
個人年金保険は老後資金をつくるための保険です。保険料で積み立てたお金を年金として受け取れます。定年退職してから年金受給までのつなぎとしても活用できます。

支払った保険料を年金として受け取る保険で、個人年金保険料控除による節税もできます。途中解約は元本割れしやすい点に注意しましょう。個人年金税制適格特約を付けないと控除が受けられません。商品選びは個人年金保険のおすすめプラン比較で解説しています。
学資保険とは
学資保険は教育資金をつくるための保険です。 保険料で積み立てたお金を子供の進学に合わせて受け取れます。大学の入学費を考えてつくられた保険が多いです。

子どもの進学に合わせて積立金を受け取れる保険で、親に万が一があった場合は以後の保険料が免除される商品が一般的です。多くの保険会社で加入できる子どもの年齢に制限があります。詳しくは学資保険のおすすめプランやメリット・デメリットで解説しています。
生死混合保険
生死混合保険は死亡保険と生存保険を組み合わせた保険で、そのほとんどが養老保険です。

養老保険とは
養老保険は死亡保障に加え、満期がくると保険金が受け取れる保険です。保険料が高い、期間限定、積み立ての保険という特徴があります。

死亡保障を持ちながら、満期時には満期保険金を受け取れます。保障と貯蓄を兼ねる分、保険料は割高です。詳しくは養老保険のおすすめプランやメリット・デメリットで解説しています。
満期保険金とは
保険の契約が終わるタイミングで受け取れる保険金
養老保険は死亡の保障がある分保険料が高いので、資産運用のみが目的の場合は投資信託などがおすすめです。
医療・介護保険
医療・介護保険は「死亡」以外の保険事故を取り扱う保険です。保障内容によりいくつかの種類にわかれます。
保険事故とは
保険金の支払いを約束している事故(死亡・入院など保険によって異なる)
医療・介護保険の種類
- 医療保険
- がん保険
- 介護保険
医療保険とは
医療保険は病気・ケガに対して保障する保険です。入院・手術のほかに先進医療、通院なども特約で追加できる場合が多いです。また三大疾病の一時金は人気の高い特約となっています。
先進医療とは
厚生労働省が定める高度な医療技術のこと。公的医療保険の対象外なので全額自己負担です。
三大疾病(さんだいしっぺい)とは
がん、心疾患、脳血管疾患
入院・手術を中心に、特約で先進医療や通院にも備えられます。商品比較は医療保険の人気ランキング・比較をご覧ください。
公的医療保険は、高齢者の自己負担額が少しずつ上がっていますので、医療保険で備えましょう。
がん保険とは
がん保険はがんを手厚く保障する保険です。抗がん剤などのがん治療をしっかりカバーできます。また、がん入院は入院の日数を無制限で保障する保険が多いです。
上皮内新生物とは
上皮にとどまっている初期がん(ステージ0とも呼ばれている)
がんに保障を絞る分、医療保険より保険料を抑えやすい保険です。商品比較はがん保険の人気ランキング・比較をご覧ください。
介護保険とは
介護保険とは、介護が必要になったときなどに備える保険です。 公的な介護保険制度では物足りない人におすすめです。
給付の条件:保険会社所定の要介護状態になったときに給付(公的介護保険の要介護認定に連動して給付するタイプもある)
公的介護保険だけでは不安な人向けの保険です。詳しくは介護保険おすすめプラン人気ランキングをご覧ください。
公的介護保険の自己負担額は少しずつ上がっていますので、介護保険に加入して備えましょう。
生命保険の種類をさらに網羅的に知りたい方は、生命保険は何種類あるの?種類別の特徴をご覧ください。
生命保険のメリット4つ
生命保険のメリットは主に4つあります。
生命保険のメリット
- メリット1:死亡など万が一のリスクへ備えられる
- メリット2:オリジナルの保障プランが設計できる
- メリット3:生命保険料控除での節税ができる
- メリット4:相続税対策になる
メリット1:死亡など万が一のリスクへ備えられる
小さい子どもを残して死亡した場合でも遺族の生活費・養育費などを保障できます。また病気・ケガで長期入院した場合にも医療費や収入減に対しても備えられます。
メリット2:オリジナルの保障プランが設計できる
生活費、養育費などは家庭によって異なりますが、生活スタイルに合わせて自由に保障プランを設計できます。
メリット3:生命保険料控除での節税ができる
支払った保険料で生命保険料控除が受けられます。所得税、住民税が軽減される制度で3種類あります。
生命保険料控除の種類
| 所得税の控除額 | 住民税の控除額 | |
|---|---|---|
| 一般生命の保険料控除 | 4万円 | 2万8000円 |
| 介護医療保険料控除 | 4万円 | 2万8000円 |
| 個人年金保険料控除 | 4万円 | 2万8000円 |
| 合計額 | 12万円 | 7万円(最大) |
※2011年12月31日以前に契約した方は旧制度が適用されます。
※2026年(令和8年)分の所得税に限り、23歳未満の扶養親族がいる場合は一般生命保険料控除(新契約)の上限が4万円から6万円に引き上げられる特例があります。介護医療保険料控除・個人年金保険料控除の各上限と3枠合計の上限12万円、住民税の控除額は変わりません(2026年7月現在)。
生命保険料控除の種類
・一般生命保険料控除:死亡保険、学資保険など
・介護医療保険料控除:医療保険、がん保険、介護保険など
・個人年金保険料控除:個人年金保険
生命保険料控除は、年末調整で申告するとその年の所得税が精算され、納めすぎた分は原則として12月の給与支払時に還付されます。
年末調整での申告方法は年末調整の生命保険料控除で解説しています。
メリット4:相続税対策になる
死亡保険金を相続人が受け取った場合、「500万円×法定相続人の数」までが相続税の非課税になります。
生命保険の非課税枠

少しでも多くの財産を家族に残したい人におすすめです。
死亡保険金にかかる税金の詳細は死亡保険金を受け取ると税金がかかるの?をご覧ください。
生命保険のデメリット3つと対策
生命保険のデメリットは主に3つあります。

生命保険のデメリット
- デメリット1:保険料の負担がある
- デメリット2:インフレへのリスクがある
- デメリット3:早い解約で元本割れになる
デメリット1:保険料の負担
固定費として保険料がかかります。保険料が払えなくなると保障は無くなりますので、特に終身タイプの保険は支払期間が長いので、将来のライフプランを考えた上で加入しましょう。
対策としては、掛け捨て型を活用して保障の単価を下げることと、家計が変わったタイミングでの見直しが有効です。見直しのポイントは生命保険の見直しタイミングで解説しています。
デメリット2:インフレへのリスク
貯蓄型の生命保険は契約時に利率が決まっている場合が多いです。インフレで物価が上がると契約時の利率では物価に追いつかなくなります。インフレ対策は保険の苦手分野ですので、別の金融商品で備えましょう。
インフレに強い資産は株式、不動産などです。
対策としては、貯蓄を保険だけに集中させず、保障は掛け捨て型で持ち、資産形成は他の金融商品と役割分担する方法があります。貯蓄型生命保険の特徴は貯蓄型生命保険はどんな保険?で解説しています。
デメリット3:早い解約で元本割れ
貯蓄型の生命保険は、短い期間での解約は損する可能性があります。ほとんどの場合で解約返戻金は支払った総額より下回ります。
対策としては、無理なく続けられる保険料に抑えることが基本です。加入前に「いつまで払うか」「途中で解約する可能性はないか」を確認しましょう。
保険料を抑えながら必要な保障を確保する3つのコツ
「保険料は抑えたい、でも保障は削りたくない」という場合、次の3つのコツで保険料と保障のバランスを整えられます。商品を選ぶ前の設計段階で使える考え方です。
保険料を抑えるコツ
- コツ1:掛け捨て型で保障の単価を下げる
- コツ2:保障を必要な期間・金額に絞る
- コツ3:特約と払込方法を整理する

コツ1:掛け捨て型で保障の単価を下げる
同じ保障額なら、貯蓄性のない掛け捨て型の方が保険料を抑えやすいのが一般的です。「保障は掛け捨て型で確保し、貯蓄は別の手段で行う」と役割を分けると、保険料を抑えながら大きな保障を持てます。掛け捨て型の特徴は掛け捨て型生命保険とはどんな保険?で解説しています。
コツ2:保障を必要な期間・金額に絞る
保障が必要な期間は人によって違います。たとえば「子どもが独立するまで」に限定できるなら、期間限定の保険で十分です。年数の経過とともに必要保障額が減っていく実態に合わせて保障額が逓減していく収入保障保険は、「必要な分だけ持つ」を体現した保険といえます(収入保障保険の人気ランキング・比較)。
コツ3:特約と払込方法を整理する
特約を付けるほど保険料は上がります。他の保険と保障が重複していないか(先進医療特約の重複など)を確認し、必要な特約に絞りましょう。また、保険料の払い方(月払・半年払・年払など)によって総額が変わる場合があります。加入前に払込方法の選択肢も確認するのがおすすめです。
「安くする」より「無駄をなくす」と考えるのがコツです。必要な保障まで削ると本末転倒なので、ステップ2の不足分の把握から始めましょう。
年代別の生命保険の選び方
必要な保障は年代によって変わります。ここでは年代別に「備えたいリスク」と「選び方のポイント」を整理します。選び方の基本手順は選び方5ステップと共通です。
生命保険の加入率は、20代の約5割から40〜60代の8割台後半まで、年代によって大きく変わります(生命保険文化センター「2025(令和7)年度 生活保障に関する調査」)。

| 年代 | 主なリスク | 優先したい保障 |
|---|---|---|
| 20代 | 医療費・働けない間の収入減 | 医療保険+就業不能保険 |
| 30代 | 遺された家族の生活費・教育費 | 定期保険・収入保障保険(遺族年金で足りない分) |
| 40代 | 三大疾病・教育費と住宅ローン | 死亡保障の点検+収入減への備え |
| 50代 | がん・持病、老後準備との両立 | 医療・がん・介護へ重心を移す |
| 60代 | 年金中心の家計・医療と介護 | 医療・がん・介護。死亡保障は必要な分に縮小 |
| 70代 | 入院の長期化・加入の制限 | 葬式費用+配偶者の生活費分の死亡保障、医療 |
20代の生命保険の選び方

20代は収入・貯蓄がまだ少ない人が多く、病気やケガで働けなくなったときの医療費と収入減が最大のリスクです。まずは医療保険を中心に、必要に応じて働けない期間の収入減に備える就業不能保険を検討しましょう。扶養する家族がいなければ、大きな死亡保障の優先度は高くありません。
保険料は加入時の年齢が低いほど安く、健康なうちの方が加入しやすいのは20代の利点です。一方で、貯蓄型に偏ると長い期間のインフレで保障の実質的な価値が下がるリスクもあるため、数年ごとの見直しを前提に考えましょう。
女性は、20代から50代にかけて、がん全体の罹患率が男性より高い傾向があります(国立がん研究センター・全国がん登録2023年)。乳がんや子宮頸がんなど女性特有の病気への備えも検討ポイントです。出産を考えている場合は、帝王切開などの異常分娩に備えられる医療保険を妊娠前から検討しておくと安心です。
30代の生命保険の選び方

30代は結婚・出産・住宅購入などライフイベントが重なり、死亡保障の必要性が本格化する年代です。子どもがいる場合は、遺された家族の生活費・教育費を「遺族年金で足りない分」だけ死亡保険で備えるのが基本です(遺族年金の対象者と金額)。
保障が必要な期間が「子どもの独立まで」と明確なら、定期保険や収入保障保険で保険料を抑えながら大きな保障を持てます。ひとり親の場合は、遺族年金で受け取れる金額を調べたうえで死亡保険金額を設定しましょう。

女性は、乳がんの罹患率が30代後半から急増し、40代後半にかけて高くなっていきます(国立がん研究センター・全国がん登録2023年)。女性特有の病気に備えられる保障を検討しておきたい年代です。また、妊娠中は保険の加入や保障範囲に制限がかかる場合があります。
40代の生命保険の選び方

40代は、がん・心疾患・脳血管疾患の三大疾病や生活習慣病のリスクが上がり始める年代です。教育費と住宅ローンの負担が大きい時期でもあるため、万が一のときに教育費が途切れない死亡保障と、病気で働けないときの収入減への備えの両方を確認しましょう。
生命保険の加入率は男女とも40代から60代で高くなっています(2025年度の生命保険文化センター調査で40代は男性84.6%・女性88.4%)。それだけ「守るものが多い」年代ということです。健康状態によって加入条件が変わるため、持病が増える前に保障を整えておく意義は大きいといえます。子どもの独立が視野に入ったら、保障の縮小も含めた見直しを検討しましょう。
50代の生命保険の選び方

50代は教育費のピークと老後資金の準備が重なる年代です。がんの罹患リスクが上がり、持病を持つ人も増えるため、健康なうちに保障を整えておくことがより重要になります。子どもが独立している場合は、大きな死亡保障を縮小し、医療・がん・介護への備えと老後資金づくりへ重心を移すのが一般的です。葬式費用など一生涯の備えとして終身保険を検討する場合は終身保険の人気ランキング・比較が参考になります。
60代の生命保険の選び方

60代は定年退職を迎え、収入の中心が年金に移る年代です。子どもの独立で高額な死亡保障の必要性は下がる一方、医療費・介護・がんへの備えの重要性が増します。年金中心の家計で無理なく払える保険料に抑えることが大前提です。60代からの終身保険選びのポイントは60代向け終身保険おすすめランキングで詳しく解説しています。
70代に生命保険は必要?

70代の生命保険は、「葬式費用・死後の整理費用」と「遺された配偶者の生活費の補填」程度の備えで十分な場合が多いです。夫婦のどちらかが亡くなると世帯の年金額が減るため、その減少分を目安に死亡保障を考えるのが現実的です。
一方で、高齢になるほど入院は長期化しやすく、医療費への備えの優先度は上がります。健康状態によっては通常の保険に加入できない場合もありますが、引受基準緩和型など加入しやすいタイプもあるため、あきらめる前に選択肢を確認しましょう。70代からの終身保険は60代・70代向けの終身保険選びも参考になります。
生命保険のよくある質問
掛け捨て型と貯蓄型はどっちがいいですか?
保障を持つことが目的なら掛け捨て型、保障と貯蓄を兼ねたいなら貯蓄型が向いています。掛け捨て型は同じ保障額なら保険料を抑えやすく、貯蓄型は解約の時期によって受け取る金額が支払った保険料を下回る場合があります。目的を分けて考えるのがおすすめです。
生命保険の保険料は月いくらが目安ですか?
生命保険文化センターの2025(令和7)年度調査では、個人の年間払込保険料の平均は17.1万円で、ひと月あたり約1万4,000円です(一時払・頭金を除く)。ただし平均はあくまで目安で、必要な保障額と家計に無理のない金額から逆算して決めることが大切です。
生命保険と医療保険はどう違いますか?
生命保険は、死亡・病気・ケガなどヒトに関するリスクに備える保険の総称です。医療保険はそのうち入院や手術など医療費に備える保険を指し、死亡に備える保険は死亡保険と呼ばれます。目的によって必要な種類が変わるため、まず何に備えたいかを決めましょう。
持病があっても生命保険に入れますか?
健康状態によっては通常の保険に加入できない場合がありますが、引受基準緩和型や無選択型など、加入しやすいタイプの保険もあります。保障の範囲や保険料の条件が通常の保険と異なるため、内容を比較したうえで検討することをおすすめします。
生命保険を見直すタイミングはいつですか?
結婚・出産・住宅購入・子どもの独立など、家族構成や支出が大きく変わったときが見直しのタイミングです。必要な保障額はライフステージとともに変わるため、数年に一度は保障内容が現状に合っているかを確認するのがおすすめです。
生命保険の選び方まとめ
生命保険は、死亡・病気・ケガなどヒトに関するリスクに備える保険です。選び方に迷ったら、「目的を決める→公的保障で足りない分を把握する→種類を決める→期間と保障額を決める→同じ種類で比較する」の5ステップで考えましょう。
この記事の要点
- 生命保険は目的(死亡・医療・貯蓄)を決めてから種類を選ぶ
- 必要保障額は公的保障で足りない分だけでよい
- 保険の種類を決めた上で、同じ種類で比較する
- 必要な保障は年代とライフスタイルで変わるため定期的に見直す
参考資料
- 生命保険文化センター「2025(令和7)年度 生活保障に関する調査」(2026年8月確認)
- 生命保険文化センター「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査」(2026年8月確認)
- 国立がん研究センター がん情報サービス「がん統計」(全国がん登録・2023年診断データ)(2026年8月確認)
- 生命保険文化センター「変額保険」(2026年7月確認)
- 国税庁 タックスアンサーNo.2675「年末調整の過不足額の精算」/No.4114(相続税の課税対象になる死亡保険金)(2026年7月確認)
- 財務省「令和7年度税制改正の大綱」・国税庁「A2-3 給与所得者の保険料控除の申告」(2026年7月確認)